大会MVPは当然の選出

FIFA選定の大会MVP(ゴールデンボール)に輝いたモドリッチ。献身性の高いファンタジスタは、ベスト11にも欠くことはできない。それは、写真左のカンテも同様だ。 (C) Getty Images
MF
エヌゴロ・カンテ
(フランス)
7試合595分出場・0得点0アシスト
驚異的な運動量とプレー範囲の広さを誇り、どの局面でもこの小柄な(168センチ)守備的MFの姿があった。相手のキーマンをマークすることが多く、これを執拗さと高いボール奪取能力で完遂するだけでなく、マイボールにするとすかさず最適のプレー選択で効果的な攻撃の起点にもなった。決勝ではモドリッチとの相性が悪く、早い時間での交代を余儀なくされたが、これで彼の価値が下がることはない。
ルカ・モドリッチ
(クロアチア)
7試合694分出場・2得点1アシスト
最高のチャンスメーカーとして必殺のラストパスを通したかと思えば、アルゼンチン戦で見せたような鮮やかな一撃で相手ゴールを陥れる。背番号10としての役割を十分に果たす世界最高峰のMFは、32歳にしてチームの誰よりもピッチを走り回り、守備でも多大な貢献を果たした。PKには不安を感じさせたが、それを不問に付させる活躍ぶり。大会MVP選出も当然と言えよう。
エヌゴロ・カンテ
(フランス)
7試合595分出場・0得点0アシスト
驚異的な運動量とプレー範囲の広さを誇り、どの局面でもこの小柄な(168センチ)守備的MFの姿があった。相手のキーマンをマークすることが多く、これを執拗さと高いボール奪取能力で完遂するだけでなく、マイボールにするとすかさず最適のプレー選択で効果的な攻撃の起点にもなった。決勝ではモドリッチとの相性が悪く、早い時間での交代を余儀なくされたが、これで彼の価値が下がることはない。
ルカ・モドリッチ
(クロアチア)
7試合694分出場・2得点1アシスト
最高のチャンスメーカーとして必殺のラストパスを通したかと思えば、アルゼンチン戦で見せたような鮮やかな一撃で相手ゴールを陥れる。背番号10としての役割を十分に果たす世界最高峰のMFは、32歳にしてチームの誰よりもピッチを走り回り、守備でも多大な貢献を果たした。PKには不安を感じさせたが、それを不問に付させる活躍ぶり。大会MVP選出も当然と言えよう。
キリアン・エムバペ
(フランス)
7試合534分出場・4得点0アシスト
彼が前を向いてボールを持つと、そこからスペクタクルなショーが幕を開ける。その真価が最も発揮されたのはアルゼンチン戦。驚異のスピードとテクニックによる2ゴールは、サッカー界に新たなヒーローが誕生したことを改めて感じさせた。あの“神様”ペレが持つ様々な最年少記録に並んだ19歳は、早くも世界王者の一員となり、最優秀若手選手賞も受賞。まだ十分な伸びしろを残す、末恐ろしい19歳である。
エデン・アザール
(ベルギー)
6試合518分出場・3得点2アシスト
ベルギーの背番号10がドリブルを開始すると、世界のトップディフェンダーでさえ、ファウルなしにボールを奪えなかった。ドリブルだけでなく、正確なラストパスとフィニッシュでも抜群の存在感を発揮。ケビン・デ・ブルイネら優れたパートナーの存在もあったとはいえ、神出鬼没、変幻自在の動きとプレーで、対峙する全ての相手を苦しめた27歳は、間違いなく攻撃の中心的存在だ。
フィリッペ・コウチーニョ
(ブラジル)
5試合436分出場・2得点2アシスト
スロースターターのブラジルにおいて、最初の2試合では自らのゴールでチームを救った。スイス戦、エリア左外から決めた美しいミドルは、彼の最も得意とするものだった。セルビア戦からは、中盤で攻撃を指揮し、パウリーニョへ見事な浮き球のスルーパスを通すなど、チャンスメーカーとしての質の高さも証明。セレソンは準々決勝であっさりと歩みを止めたが、コウチーニョは好印象を残した。
FW
エディンソン・カバーニ
(ウルグアイ)
4試合343分出場・3得点0アシスト
そのハイライトシーンは、決勝トーナメント1回戦のポルトガル戦。ルイス・スアレスとの長距離パス交換からの先制ヘッド、そしてカウンターからの冷静な右足での決勝弾は、彼のあらゆる能力が凝縮されたものだった。自陣深くに戻っての守備も厭わず、そこから自ら打開してチャンスを作り出すなど、チームにとってはとてもありがたく、あらゆるスタイルにフィットするストライカーだ。