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【日本代表】世界を驚かせた唯一の国内組!昌子源が示したJリーグの可能性【ロシアW杯】

カテゴリ:日本代表

佐藤俊

2018年06月22日

昌子はセネガル戦で決めるつもりだ

試合中に相手の癖を見抜くのが「得意なほう」だと昌子は言う。(C)Getty Images

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 ただ、マネがいるセネガルはやっかいな相手になりそうだ。
 
 ポーランド戦では身体能力の高さと組織立ったプレーを見せ、フィジカルの強いフランスのような戦い方を見せた。
 
「ポーランド戦を見ましたけど、本当にいいチームだなと思いました。身体能力がずば抜けているし、みんなデカいのに速い。抜いたと思っても普段出てこないところから足が出てきたり、攻撃の選手は抜いたと思ったらまだ抜いていないとか、ポーランド戦はそういうシーンが多かった。みんなは『足が伸びる』という表現をしていますけど、それがどのくらいなものなのか。研究したところで実際、やってみないと分からない。
 
 ただ、癖とか、自分は試合中結構見ているんです。相手のウィークポイントを試合中に見つけて、それで追い込んでいくのは得意なほうなので、そういう勝負を仕掛けていきたいと思います」
 
 アフリカ勢の動きは本当に不規則で、バウンドしたボールがどちらに転ぶか分からないような怖さがある。スピードも瞬発力もある。バウンドしたボールに対して自分の間合いでクリアしようとしても一瞬早く相手に触れられ、追いつけないスピードで振り切れられてシュートまで持っていかれてしまう。そんなシーンがアフリカ勢との試合では普通に起こる。
 
「カウンターもめちゃ速いですからね。僕らが相手のカウンターが速いからズルズル下がっていくと相手の思うツボになる。より高い位置で止める。それがファウルになってもゴールに遠ければいいし、俺らが強気でラインを止める、上げるのも大事。勇気あるプレッシャーを掛けた戦い方をしていきたいと思います」
 
 セネガル戦は、鋭い刃を向けられた一瞬たりとも気が抜けない試合になる。だが、ここで勝てれば、決勝トーナメント進出に向けて、大きな前進になる。
 
 昌子は、セネガル戦で決める決意だ。
 
「残り2試合ありますが、セネガルで決めるつもりでいます。それがダメなら次はあるわっていう感じではないですね。とにかく勝つことに集中してやりたい。コロンビア戦前も言っていたけど、まずは気持ちで勝っていかないといけない」
 
 コロンビア戦は勇気を持って戦えたが、失点はミスからだった。
 
 細かいところを突き詰めていかないと世界では失点してしまう恐さを経験した。細部に対するこだわりを持ちつづけ、強い気持ちを持ってセネガル戦に臨む。
 
 狙うのはもちろん「無失点」での勝利だ。
 
取材・文●佐藤俊(スポーツライター)
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