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ハリルホジッチ激白! 仏誌編集長にだけ明かしたホンネ「仕事への愚弄だ!」「私自身が彼らを信用できなくなった」

カテゴリ:日本代表

レミー・ラコンブ(フランス・フットボール誌編集長)

2018年05月19日

現在はおよそ10あるオファーから進路を吟味中

3月のベルギー遠征は1分け1敗に終わった。まさかこの2連戦の結果と内容があらぬ事態を引き起こすなど、夢にも思っていなかったという。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

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 ハリルホジッチにしてみれば、3月に行なわれたマリ戦(1-1)とウクライナ戦(1-2)の最後の2試合が、まさかこのような結末を導くなど夢にも思っていなかった。あの内容が本大会で起こり得るわけがない。いまだ、釈然としない。
 
「あれはテストマッチだった。試合中に私は、何人かを試したり、違う選手たちを並べてみたりしたのだ。最適解を探していたわけだが、23人のリストについてはまだ最終決定を下してはいなかった。ロシアに行く前の合宿とプレパレーション(準備)については、すべてオーガナイズしてあった。だからこそ(解任の)打撃を食らうのは、すさまじくキツかった。(2010年南アフリカワールドカップの前に)コートジボワールで起きた事件に次いで2回目だったから、なおさらだった」

 
 一方でハリルホジッチは、率いていた日本代表の選手たちから、15通ほどのメッセージをもらったと語る。
 
「彼らは一様に驚いていたし、どうしてなのか理解できずにいた。一般大衆も理由が分からなかっただろう。3年間、なんら紛争などなかったし、選手とのコミュニケーションにも問題はなかったのに、突然、3月の最後のフレンドリーマッチ2試合でおかしくなったのだから。私は、コミュニケーション問題とはなにか、と訊いた。いったい誰との問題なのか、とも訊いた。だが答はなかった。こんな解任は、スタッフと一緒に必死にやり遂げてきた仕事に対する愚弄だと思う」
 
 66歳のフランス人兼ボスニア人は、もちろん監督キャリアを続けたいと考えている。「正直、ひどい嫌悪感に襲われたよ。だがフットボールと仕事へのパッションが勝ったんだ」と語り、「およそ10本ほどで、代表監督のものもある」と明かし、現在をオファーを吟味しているという。また、「欧州のハイレベルのクラブでチャレンジする。そこに大きな興味を持つかもしれない」とも話した。
 
 しかしながら、あくまで慎重だ。「この数週間というもの、私は嫌悪感に苛まれたが、やっぱりフットボールと仕事へのパッションは強いんだ」と同じフレーズを繰り返し、最後は「よーく考えたい」という言葉で締めくくった。

取材・文●レミー・ラコンブ(フランス・フットボール誌編集長)
翻訳●結城麻里
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