しかしながら、全国スポーツ紙の『Bild』はVARによる主審の決断に疑問を呈した。「ハセベにとっては不運としか言いようがないだろう。なぜならあのPKは不当なジャッジだったからだ」と断じている。その一方で、長谷部には６点満点中（６が最低、１が最高）、「５」という厳しい採点を付けた。「いくらジャッジが不可解だからといって、あの乱暴行為は許されるものではない」との寸評を添えている。
 
　なお、ヘルタのバル・ダルダイ監督は「ゼルケは水曜日まで静養する。その時点での回復具合を見てから、週末のゲームに出場できるかどうかを見極めたいが、私は楽観視しているよ」とコメントした。日曜日の時点で長谷部のペナルティーは確定していないが、地元紙『Frankfurter Rundschau』は「おそらく３試合以上の出場停止になるだろう。いずれにせよ土曜日のアウェーゲーム、バイエルン・ミュンヘン戦には出場できない」と報じている。

　ブンデスリーガは残り３試合。もし裁定が「４試合」となれば、シーズンラストを飾る５月19日のDFBポカール決勝（バイエルン戦）にも影響を及ぼすかもしれない。