「それぞれが素敵な指導者だと思うから、これ! というものはないかな。『根本さん』っていう指導者も良い指導者だな、って思ってもらえるように自分なりに努力していきたいです」
●根本さんが思う、指導者に向いている人ってどんな人でしょうか?
「現状が当たり前と思わず、向上心を持ち続けられること。感謝を忘れずに、過去や今に感謝できる人かな。未来ばかりを見ている人がいるけど、それは過去や今があってのこと」
●指導者を目指す人にメッセージはありますか?
「指導者の前に、まずは人間だ、ということ。逆に言うと、指導者も人間だぞ、とも言いたい。上手くいかない事もあるし、上手くいくこともあるし、指導者をやり続けている以上終わりはないわけだから。カッコつけずに、気取らずに、真剣に熱くなれる毎日をグランドでだしてもらえたら、と思います」
●金町ジュニアサッカースクールは今年で15年目を迎えられましたが、振り返ってみていかがですか?
「関わった方たちの思いに応えられているか? 幸せなフットボールライフに少しでも役に立っているか、を考える日々でした。節目の年なので、何か新たな事をスタートできればと考えています。先だって、サービス向上を目指し、一般社団法人『フットボールライフ』を設立しました」
●具体的なアイデアはなにかあるのですか?
「熱量や頻度にそれぞれ違いがあると思いますが、その人がサッカーに関わることで、幸せと感じられることがあるなら、微力ながらですけど、なんでもやってみたい。フットサルの大会はひとつの例ですけど、楽しいと思う瞬間やドキドキするイベントを提供して、それぞれのフットボールライフを充実させていきたいです。サッカーやフットサルのことを話せる場所として、カフェだったりバーだったり、サッカー好きが集まる場所をつくるのもいいですね」
●なんだか、楽しそうですね。
「アイデアはいっぱい出てきます。他にも指導者の育成をするシステムづくりとか。たとえば社会人にとって、いまの制度は日数や場所の問題でハードルが高いし、その後キャリア形成も難しい。本気で、熱を持って目指そうという指導者が生まれにくい状況だと思っています。だったら民間などでもそういう機関が増えてくれればいいのかな?って。フットボールライフでもそういうカリキュラムなどを作って、拡散させる仕組みができたらと考えています。でも、さっき言ったイベントやカフェなども同じですが、やり始めたことに関しては責任をもって継続したと考えているから、とりあえず、じゃなくてきちんと準備しないといけないと思っています」
●これからも皆さんのフットボールライフのため頑張ってください。今日はありがとうございました。
真剣な話をしているにも関わらず、根本さんの顔が少年のような笑顔に変化していく様に、サッカーに対する愛情を深く感じることができた。根本さんのような、スクール、地域に留まらず、サッカーに興味を持ってくれる人、好きになってくれる人が一人でも増えてほしいと、改めて思った。
フットボールライフ 金町ジュニアサッカースクール
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