面白いのはアザールだ。16歳の時にリールでプロデビューした際、31歳で現役ラストシーズンを送っていたクライファートと共演。その２年後にはオーバメヤンとチームメイトになるのだが、現在の両雄はと言えば、ビッグロンドン・ダービーで鎬を削るチェルシーとアーセナルに所属し、それぞれ攻撃の中軸を担っている。
 
　ロナウジーニョとポチェティーノの南米コンビがパリで同じ釜の飯を食べていたことや、世界的な名声を得る前のシュケルとシメオネが、あのマラドーナとともにセビージャでプレーしていた事実もさほど知られてはいないか。公私ともに大の仲良しであるマハレズとメンディは、この冬に再会を果たすはずだったが……。前者のレスターからマンチェスター・シティへの移籍が結果的に破談となり、実現には至らなかった。
 
　現在の日本代表メンバーなら、例えば本田圭佑と吉田麻也が2007シーズンの１年間だけ、名古屋グランパスでチームメイトだった。我々にとっては決して「知られざる事実」ではないが、海外のファンにしてみれば、意外な組み合わせなのかもしれない。