「日本語も半分以上、たぶん7割くらいはなんとなく」
アルガルベカップに韓国女子代表として招集されたこともあり、INACでの練習時間が絶対的に少なかった。これは、日本代表や韓国代表に選ばれたチーム内の同僚も同じだが、彼女たちは昨年まで積み上げてきたベースがあり、新加入のイ・ミナとは違う。この準備期間の不足に起因する問題は、鈴木監督も認めている。
「まだ、言葉の部分でコミュニケーションが取りづらい部分があります。必死にチームがやろうとしていることを、理解しようと努力している段階ですし、もう少し時間があればと思います。明後日の試合を終えた後、韓国代表に招集されてしまい、チームを離れてしまうのが残念です」
「まだ、言葉の部分でコミュニケーションが取りづらい部分があります。必死にチームがやろうとしていることを、理解しようと努力している段階ですし、もう少し時間があればと思います。明後日の試合を終えた後、韓国代表に招集されてしまい、チームを離れてしまうのが残念です」
もちろん、異国での暮らしを含め、慣れない生活での戸惑い、ストレスもあったはずだ。ただ、チーム内では、韓国女子代表でも同僚のチェ・イェスル、武仲麗依、守屋郁弥、杉田妃和といった選手とコミュニケーションを取る機会が多く、通訳担当によれば「たぶん、周囲が話している日本語も半分以上、たぶん7割くらいは、なんとなく理解しているはずです」とのこと。言葉を含めた生活面での問題は解消されつつある。
INACには、鮫島、中島、岩渕ら、現なでしこジャパンの選手も数多く在籍している。今後、トレーニングで互いの意思疎通が進めば、イ・ミナはチームにとって大きなプラス材料になるはずだ。その時こそ、INACが2013年以来遠ざかっているリーグ優勝も、現実味を帯びてくるだろう。
取材・文●西森彰
INACには、鮫島、中島、岩渕ら、現なでしこジャパンの選手も数多く在籍している。今後、トレーニングで互いの意思疎通が進めば、イ・ミナはチームにとって大きなプラス材料になるはずだ。その時こそ、INACが2013年以来遠ざかっているリーグ優勝も、現実味を帯びてくるだろう。
取材・文●西森彰