「俺は袋叩きにあったんだ」オランダの至宝はなぜマンUで輝けなかったのか

カテゴリ:ワールド

サッカーダイジェストWeb編集部

2018年03月21日

「メンフィスはバカな奴だ…連日のようにやられたんだ」

過渡期にあるオランダ代表で攻撃に中軸を担う。マンUでの苦い思い出を糧に、現在はリヨンで充実した日々を過ごしている。(C)Getty Images

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 マルセイユ戦の翌日、オランダ代表の合宿に合流したデパイが、フランスのテレビ局『Canal+』の取材に応えた。マンUでの日々について問われ、こう振り返っている。
 
「俺は袋叩きにあったんだよ。メンフィスはバカな奴だ、またメンフィスがこんなことを、あんなことをと、連日にようにやれたんだ。でも俺は俺。メンフィスであることを止められない。俺なりにやれるだけのことはやったけど、気づけばフットボールを楽しんでいない自分がいたよ。そうなれば、偉大なフットボーラーにはなれないよね? 鏡の中に映る自分に何度も問いかけた。悲しいな、幸せじゃないだろってね」

 
 マンUでの1年目は29試合に出場したものの得点はわずか2で、失格の烙印を押された。やがて恩師ファン・ハールが去り、新指揮官としてやってきたのがジョゼ・モウリーニョ。出場機会は激減し、2017年1月にリヨンへと活躍の場を移した。左ウイングとして主軸の一角を担い、今シーズンはここまで27試合に出場して10得点・6アシストと出色の働き。完全にトップフォームを取り戻した印象だ。

 
 そしてデパイはしんみりと、こう話すのだ。
 
「ユナイテッドでは本当に辛い思いをしたけど、あの当時の俺はどこか横柄だったし、なによりプレーにコンシステンシー(継続性)がなかった。でもいまは違うよ。リヨンではなにもかもが上手く行っている。心の底からハッピーだと感じられるからね」
 
 マルセイユ戦の終了間際、魂のヘディングでチームに勝利を呼び込んだデパイ。止まっていた時計の針がふたたび動き出した。オランダの至宝はいま、セカンドブレイクの只中にいるのだ。
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