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【指揮官コラム】三浦泰年の『情熱地泰』|興奮、感動の平昌五輪! 大舞台の真剣勝負はなぜ人を魅了するのか?

カテゴリ:連載・コラム

サッカーダイジェストWeb編集部

2018年02月18日

人を魅了し、感動させ、心を豊かにできる人とは?

Jリーグ最年長ゴール記録がギネス世界記録にも認定されたカズ。間違いなく人を魅了できる選手のひとりだろう。(C) SOCCER DIGEST

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 サッカー選手の場合で考えてみよう。
 
 言い訳にできる材料は決して少なくない……。自分自身ではなく、人のせいにしようと思えば、いくらでも出来てしまうだろう。
 
 監督は? コーチは? フロントは?
 
 グラウンドが、風が、雨が、雪が……。
 
 俺は悪くない。仲間が、相手が、レフェリーが、挙句にはリーグが悪い……。
 
 辛い練習、厳しい練習、理不尽な練習はなるべくやりたくない。
 
 何故こんな練習をするんだ……? 何故、自分を使ってくれないんだ……? 何故? 何故? と人のせい、環境のせい、自分以外の何かに原因を求めてしまう。
 
 もし、チームにこんな考えが蔓延していたとしたら、チームの目標も個人の目標も達成できるわけがない。そんな集団から躍動感や感動などを感じられる訳がない。
 
 最近は努力や根性、地道にコツコツと、なんて言葉は受け入れられないと言う。
 
 でも、きっとそんな人たちが今、目の前で見ている平昌オリンピックの選手たちは皆、努力と根性、精進する心を持って、地道にコツコツとやり、この大きな偉業を成し遂げているのである。
 
 人を魅了し、感動させ、心を豊かにできる人。そうなる人はそういう人なのである。
 
 そういう選手を、ひとりでも多く育てる。それは勝点を多く積み上げるよりも難しく大切なことであり、それが出来れば自ずと勝点は積み上げられ、目標達成へと近づいていく。
 
 平昌オリンピックに一喜一憂し、歓喜、感動しながらも、自分自身にも危機感を抱いている。と同時に、残り種目にも大いに期待し、「日本人」であることを実感したい。
 
 弟のカズが、もう少しで51歳になる。先日、Jリーグで昨年の3月に挙げたゴールがギネス世界記録に認定され、表彰されていた。
 
 カズもタキシードを着てビシッと決めて生まれて来た訳ではない。カズも日々、努力をし、地道なことをコツコツとやって、あの壇上でビシッと決めて表彰されているのである。
 
 当たり前だが忘れてはいけない。
 
 平昌オリンピックの応援は続く!
 
2018年2月17日
三浦泰年
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