ハーフタイム中に公衆の面前で味方に思い切りカツを入れたのは…。
Jクラブ下部組織と高体連(街クラブ出身者を含む)のバランス。これは歴代の日本代表のメンツを見ても明らかなように、チーム作りをする上では重要だろう。例えば11月に行なわれたハリルジャパンの欧州遠征。J下部組織出身者は10人で高体連出身者は13人だった。14年ブラジル・ワールドカップもJ下部組織9人に対して、それ以外は14人の配分だった。
足もとの技術に優れるユース出身者とは違い、高体連出身選手の強みは何と言っても「感情を良い意味で出せる強さ、リーダーシップ」という。朝比奈には忘れられないシーンがある。15年11月の高校サッカー選手権熊本県大会決勝。ハーフタイム中、公衆の面前で味方に思い切りカツを入れる選手がいた。野田裕喜だった。同様に、来季加入する東福岡MF福田湧矢、前橋育英DF松田陸、東海大相模DF山口竜弥も「気持ちは強い」という。
G大阪ユースは古くは宮本恒靖、近年ではMF井手口陽介やMF倉田秋の日本代表選手、海外で戦うFW宇佐美貴史やMF堂安律を輩出してきた。井手口は日本代表のハリルホジッチ監督好みの“デュエル(球際の戦い)”ができる選手だが、技術に長けた選手の方が多い。大阪だけではなく、全国各地から優秀な人材が集う。そして何度も振るいに掛けられ、その中で生き残った彼らは紛れもなくトップ・オブ・トップだ。
だからこそトップチームに昇格して芽が出なかった時、心が折れる選手も多くいる。ベンチに入れない選手たちが「監督の見る目がない」と不平不満を口にしている姿を何度も見てきた。その点で高体連出身者の方が打たれ強い傾向にあるのかもしれない。
足もとの技術に優れるユース出身者とは違い、高体連出身選手の強みは何と言っても「感情を良い意味で出せる強さ、リーダーシップ」という。朝比奈には忘れられないシーンがある。15年11月の高校サッカー選手権熊本県大会決勝。ハーフタイム中、公衆の面前で味方に思い切りカツを入れる選手がいた。野田裕喜だった。同様に、来季加入する東福岡MF福田湧矢、前橋育英DF松田陸、東海大相模DF山口竜弥も「気持ちは強い」という。
G大阪ユースは古くは宮本恒靖、近年ではMF井手口陽介やMF倉田秋の日本代表選手、海外で戦うFW宇佐美貴史やMF堂安律を輩出してきた。井手口は日本代表のハリルホジッチ監督好みの“デュエル(球際の戦い)”ができる選手だが、技術に長けた選手の方が多い。大阪だけではなく、全国各地から優秀な人材が集う。そして何度も振るいに掛けられ、その中で生き残った彼らは紛れもなくトップ・オブ・トップだ。
だからこそトップチームに昇格して芽が出なかった時、心が折れる選手も多くいる。ベンチに入れない選手たちが「監督の見る目がない」と不平不満を口にしている姿を何度も見てきた。その点で高体連出身者の方が打たれ強い傾向にあるのかもしれない。