【鹿島】連覇&20冠はお預け……歴戦の大先輩・中田浩二が口にした重みあるひと言

カテゴリ:Jリーグ

広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

2017年11月27日

「最終的に、上にいればいいんですから」

磐田との前回対戦は、ホームで0-3の完敗。リベンジの意味も込めて、最終節は是が非でも勝利を挙げて優勝を喜びたい。(C)SOCCER DIGEST

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 大観衆が集まったホームの柏戦で、優勝を決めるのが理想だったのは間違いない。それでも、「決められなくて残念だ、という気持ちは、そこまでないんじゃないかなという気がします。うちが追い込まれている状況ではないですから」(中田C.R.O)。
 
 そして、現役時代は幾多もの厳しい勝負に競り勝ち、タイトルを掴んできた男が何気ない調子で発したその言葉には、説得力と重みがあった。
 
「最終的に、上にいればいいんですから」
 
 大事なのは、最後まで集中を切らさず、しっかりと準備をして、最終節の磐田戦を迎えることだ。
 
「それを考えると、今日のレイソル戦の内容が悲観的かといえば、そうではない。うちが支配して、押し込めていた。最後のところで点は取れなかったけど、そこは修正すればいいだけだと思います」
 
 一時は2位川崎との勝点差は「8」まで離れていたが、結局は最終節までもつれこむ可能性が出てきた。この状況を中田C.R.Oはポジティブに受け止める。
 
「こういうピリピリした雰囲気の中でやることで、選手はさらに成長できる。次のジュビロ戦も当然、そうなりますよね。特に若手は確実に伸びる。それは選手にとっても、クラブにとっても財産になります」
 
 こうして鹿島は常勝軍団としての歴史を歩んできたのだろう。今季のラストマッチとなる磐田戦、チームがどんな戦いを見せるか楽しみだ。
 
取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)
 
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