2000年の惨敗で始まったチーム改革…川崎と中村憲剛のタイトル挑戦はまだ続く

カテゴリ:Jリーグ

江藤高志

2017年11月05日

2006年のリーグ2位を皮切りに始まった準優勝の記録。

四度目の正直も叶わなかった今回のルヴァンカップ。中村と川崎のタイトルへの挑戦は、これからも続く。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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 2000年のナビスコカップ準優勝は実力を反映したものではなかったが、2006年のリーグ2位を皮切りに始まった川崎の準優勝の記録は、それに値するチーム力を反映したものだった。不人気クラブが人気クラブへと急成長を遂げていくなかで、関塚の指揮下で主力選手として活躍した選手が中村だった。
 
 その中村が2016年にリーグMVPを獲得。日本代表としても2010年の南アフリカ・ワールドカップを経験しており、個人で手にできる栄光の数々を手中に収めている。今回のルヴァンカップ決勝では、まさに最後に残された川崎のタイトルを目指して臨んだが、またしても優勝には手が届かなかった。
 
「落ち込んでいる」と口にする試合後の中村は、今のサッカーを「やっていくしかないです。これで、今日の負けで全部が終わったわけじゃないので」と前を向いた。川崎にはまだリーグ戦が残されている。残りは3試合で、首位鹿島との勝点差は4。追いつくには厳しい数字だが、不可能な数字でもない。だからこそ、もう一度前を向き、優勝をかけて最後の3試合に挑む。
 
取材・文:江藤高志(川崎フットボールアディクト編集長)
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