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【藤田俊哉の目】NZ戦で元同僚が放った世界基準の一発! 反省は必要だが予行演習なら収穫だ

カテゴリ:日本代表

サッカーダイジェストWeb編集部

2017年10月08日

絶対的ノルマとしてセットプレーのキッカーは発掘しておきたい。

セットプレー時のキッカー探しもW杯までの課題として浮上しているが、小林は候補のひとりと言えるだろう。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部

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 今回の10月シリーズでは、オセアニアのニュージーランド、北中米カリブ海のハイチと対戦し、11月の欧州遠征では、南米のブラジル、ヨーロッパのベルギーと戦う。12月の東アジア選手権ではふたたびアジアの国々としのぎを削って、年が明けてからアフリカの国と対戦すれば、世界全6大陸を制することになる。もちろん“強化”という点で見れば、ニュージーランドや次のハイチというチームは物足りない相手ではある。でも、ワールドカップ本番では、あらゆるタイプのチームと対戦する可能性がある。それだけに、世界の各大陸とのチームと対戦しておくことは大事なことだ。
 
 そうした強化試合を重ねていくなかで、チームとしての絶対的ノルマとして、飛び道具を発掘しておきたいところだ。
 
 このコラムでずっと言い続けていることだけど、やはりワールドカップの舞台になれば、接戦の試合が続く。そうしたなかで勝敗を分けるのが、セットプレーとミスだ。サッカーにミスはつきものだが、セットプレーの精度は意図的に作り出せる。
 
 右は清武、左は柏木といった候補選手がなかなかチームに定着しないのもあるが、日本の勝率を上げるためにも、本番までの残り8か月で、中村俊輔のような左のスペシャリスト、遠藤保仁のような右のスペシャリストが台頭してくれることを願っている。とくに左のスペシャリストは候補が少ないだけに、オランダで着実に成長し、実力をつけている小林は面白い存在だ。

■プロフィール
藤田俊哉(ふじた・としや)/1971年10月4日生まれ、静岡県出身。清水市商高-筑波大-磐田-ユトレヒト(オランダ)-磐田-名古屋-熊本-千葉。日本代表24試合・3得点。J1通算419試合・100得点。J2通算79試合・6得点。J1では、ミッドフィルダーとして初めて通算100ゴールを叩き出した名アタッカー。2014年からVVVフェンロのコーチとして指導にあたり、昨季リーグ優勝と1部復帰に導いた。来季よりイングランドのリーズ・ユナイテッドへスタッフ入りする。また、今年7月より藤田俊哉×H.I.S.ブログ『藤田俊哉サロン』がスタート( http://www.sports-his.com/fujitai_column/index.html )
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