【プレイバックCL】R・マドリーの歴史的偉業とバルサのメイクミラクル

カテゴリ:ワールド

サッカーダイジェストWeb編集部

2017年09月05日

バルサが演じた世紀の逆転劇!

試合終了の瞬間、バルサの選手たちは我を忘れて勝利を分かち合った。 (C) Getty Images

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 R・マドリーの2連覇によって、欧州サッカーの歴史は塗り替えられたわけだが、昨シーズンのCLでは、それ以前の戦いにおいても多くの思い出に残る激闘が繰り広げられた。
 
 なかでも最も見る者を興奮させたのは、ラウンド・オブ16でバルセロナがパリ・サンジェルマンを相手に演じた世紀の大逆転劇である。
 
 敵地での第1レグで0-4と大敗していたバルサは、本拠地カンプ・ノウで行なわれた第2レグで3-3-4という攻撃に特化したシステムを用いて、攻めに攻めた。
 
 その攻勢が実り、3分にルイス・スアレス、40分に相手のオウンゴール、さらに50分にはリオネル・メッシがPKを沈めて、あっという間に合計スコアで1点差に詰め寄る。
 
 この時点で、「逆転」という希望に明かりが灯ったが、パリSGはカンプ・ノウを再び静まり返らせる。62分にエディソン・カバーニがFKから決定的なアウェーゴールを奪取したのだ。
 
 これで逆転には3点が必要となり、万事休すかと思われた。しかし、バルサはここからCL史上でも稀有なミラクルを起こしてみせる。その主役となったのは、奇しくも、その5か月後に史上最高額となる280億円超の契約解除金を支払ってパリSGへ移籍するネイマールだった。
 
 88分、自らFKを沈めたブラジル代表のエースは、90分にはスアレスが獲得したPKを決める。そして、後半アディショナルタイムの5分、相手DFラインの背後に絶妙なパスを通し、セルジ・ロベルトの決勝点を演出したのだ。
 
 スタンドに埋めた9万人が狂喜乱舞し、バルサの選手たちが優勝したかのようにピッチを駆け回る光景は、その逆転劇がいかに奇跡と呼ぶにふさわしい一戦であるかを物語っていた。
 
 はたして今シーズンも、R・マドリーやバルサが演じたような、究極のドラマは見られるのか? 欧州サッカーの頂点を決める戦いの火蓋が切られる時が迫る今、期待は膨らむばかりだ。



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