• トップ
  • ニュース一覧
  • 【清水】久しぶりに現われた「ギラギラして尖った」逸材。圧巻の突破力でサイドを支配する松原后は、どこまで伸びるのか

【清水】久しぶりに現われた「ギラギラして尖った」逸材。圧巻の突破力でサイドを支配する松原后は、どこまで伸びるのか

カテゴリ:Jリーグ

佐藤俊

2017年08月10日

「同世代は意識していない」「目指すのはもっと上」。その言葉からは、負けん気の強さと深い自信が垣間見える。

【警告】清水=枝村(31分)、カヌ(84分) C大阪=なし
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】北川航也(清水)

画像を見る

 むしろサイドバックとして守備は攻撃よりも重要で、「軽い失点や連係ミスでの失点は今後修正しないといけない」と、厳しい表情を見せる。
 
 もちろん課題もある。
 
 ややボールを持ち過ぎる時があり、周囲を上手く使っていくなどメリハリをつけることができれば、もっとチャンスを作れるだろう。また、小林監督が「サイドからの質を上げていかないといけない」というようにクロスの質を上げていかないといけない。
 
 C大阪戦もアシストにつながるクロスを入れたかと思いきや、ボワーンと山なりのクロスを入れたり、ニアに引っ掛かっていたりしていた。得点の可能性のあるクロスを入れる確率を高め、クロスの種類を増やしていくことができれば、より結果を残せる選手に成長し、相手の脅威になっていくだろう。
 
 松原は、リオ世代だ。
 
 リオ世代では、すでに久保裕也、浅野拓磨、井手口陽介らが日本代表入りを果たしている。松原は、過去、カテゴリー別の代表には縁がなかったが同世代に負ける気はない。
 
「俺は代表に入っていませんけど、見据えている先はもっともっと上なんで同年代は意識していないです。俺はどんどん上にいって松原后っていう存在を大きくし、左サイドバックとして代表でプレーできるようになりたいです」
 
 そう言う表情からは、負けん気の強さと自分への深い自信を垣間見ることができる。
 
 まだ20歳、182センチと身体が大きく、スピードもある。気持ちが強く、海外での試合に向いているタイプ。清水のレジェンドのひとりでスケールの大きなサイドバックだった市川大祐を越え、日本代表にという期待も大きい。今のままあまり丸くならず、プレーも言葉も気持ちもギラギラしたまま、左サイドを駆けるように伸びてほしい。
 
取材・文:佐藤俊(スポーツライター)
【関連記事】
【J1採点&寸評】清水3-2C大阪|清水が“首位狩り”に成功!!21歳の生え抜きアタッカーが躍動
【清水】“幻のゴール”長谷川悠、それでも漲る充実感と期待される「8年ぶり」の大台
C大阪指揮官が「最悪の試合だった」と嘆き節。12位の清水に敗れて首位陥落…
ジローナ戦の柴崎岳をスペイン各紙が絶賛!「ガクは巧妙に財布をかすめ取ったんだ」
【ダメ助っ人列伝】「イチモツの大きさ」だけが伝説となったインテルMF

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト ガンナーズを一大特集!
    5月2日発売
    プレミア制覇なるか!?
    進化の最終フェーズへ
    アーセナル
    最強化計画
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ