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久保建英に届いていたネガティブな声。J3での悔しさがもたらした、ある「こだわり」とは

カテゴリ:高校・ユース・その他

松尾祐希

2017年08月03日

「焦っているんじゃない?」と言われたりもしていた。

結果へのこだわりを求め、見事に結果を残してみせた。久保の言葉にも充実感が窺える。写真:田中研治

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 では、何故久保がそこまで結果にこだわるのか。それはJ3でゴールを決め切れていない悔しさがあるからに他ならない。
「自分はJ3とかに出させてもらっているけど、結果を残せていなかった。周りからも『焦っているんじゃない?』と言われたりもしていたし、試合を見に来てくれていない人でもインターネットとかで『久保、決めていないんだな』と見られがち」
 
 J3での久保はここまで、13試合で1得点と思うように結果を残せていない。周囲からの期待もあるだけに、ゴールという目に見える形での答えが必要なのを誰よりも痛感していた。弱冠16歳にして周囲の想いを感じ取れるだけでも素晴らしいが、それを実行に移せるのは賛辞に値する。しかも、TV中継なども入る決勝という大舞台でやってのけてしまうのだから実に末恐ろしい。
 
 その勝負強いプレーぶりとともに、周囲の期待に応えられるだけのメンタリティも十分に備えていると実証した久保。それが決定力の向上へとつながり、16歳の俊英は充実の一途を辿っている。周囲の度肝を抜くプレーとハートの強さを持ってすれば、彼の進化が止まることはない。そして、近い将来にJ3でも“また久保が決めたのか“と言わしめる日がやってくるはずだ。
 
取材・文:松尾祐希(サッカーライター)
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