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【FC東京】システム変更で蘇りつつある躍動感。「1点失っても2点返せる」チームになるか?

カテゴリ:Jリーグ

馬場康平

2017年08月01日

中断期間後の2試合はともに1点止まり。しかし今は根気強くやり続けることが重要だ。

新潟戦で1ゴールを挙げたP・ウタカ。新システムに手応えを感じるひとりだ。(C) SOCCER DIGEST

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 一方で、課題も山積している。
「カウンターを受けないようにすることも求められているが、まだボールをつながれたり、セカンドボールを拾われている。そこで遅らせたり、潰すということも意識していきたい」(高萩)
「前掛かりになりながらもリスクマネジメントをしっかりしないといけない。まだまだ安易なミスをしてしまっている」(林)
「相手にワンチャンスで決められて厳しい試合になった。得点力と決定力をつけていかないといけない」(小川)
「日頃からもっと前線にボールを供給してほしいと話している。もっとゴール付近で簡単に預けて近くでサポートしてほしい」(P・ウタカ)
 
 前線に人数を掛ける分、特に中盤の5枚の負担は大きく、簡単に中盤で奪われて数的不利な状況でカウンターを受けるケースも多い。シュートは多く放ったが、焦りからなのか落ち着きが足りず、バタバタ感は拭い切れていない。2試合とも1点止まりという攻撃は改善の必要がある。
 
 指揮官は「ここで足を止めてしまえば、何も変化がないと思うので、この戦い方を継続していきたい」と、前を向く。
 
 FC東京は、これまで監督が誰であろうと、伝統的に4バックのシステムを重用してきた。ここで、篠田監督は、その過去に一石を投じた。穿き続けたデニムパンツの青が色褪せていい味わいを出すように、今はこのシステムがしっくりくるまで根気強くやり続けていくことが求められている。
 
取材・文:馬場康平(フリーライター)
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