「ミランで幸せ。心から謝罪します」ドンナルンマが騒動を平謝り

カテゴリ:メガクラブ

サッカーダイジェストWeb編集部

2017年07月13日

ファッソーネCEOは「我々のプロジェクトで必要不可欠な選手」。

ファッソーネCEOは会見で、「新しいオーナーと経営陣がやってきた。不安になるのは当然」と理解を示した。(C)Getty Images

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 とはいえ、会見に同席したマルコ・ファッソーネCEOは、「ドンナルンマは我々のプロジェクトで必要不可欠な選手です。その彼がこの決断をしてくれたことを嬉しく思います」と笑顔でコメント。さらに、新経営陣がやって来た中で、選手たちが契約に際していつも以上の不安を抱えるのは仕方がないと理解を示した。
 
「我々に疑問を持つ周りの人たちから、彼らを信じて良いのかと何度も聞かれたことでしょう。そんな中で、ミランのプロジェクトを信じるのは容易ではなかったと思います。新しいオーナーと経営陣がいきなり現われ、すぐに全てを信じることは難しいでしょう。それは彼に限った話ではなく、誰だってそうです。その中でジージョ(ドンナルンマの愛称)自身が、ミランこそが自分の家だと決断してくれたことを誇りに思います。ドンナルンマはまだ18歳ですが、今回の決断がいかに険しい道のりだったか我々は知っています」
 
 ちなみに、併せてドンナルンマは会計士高等専門学校の卒業試験をスルーしたことも謝罪。今夏のU-21欧州選手権に出場するため、テスト延期を認めてもらいながらも、大会後にそれを辞退してバカンスに旅立ったことで、卒業試験委員会や教育大学研究大臣から批判を浴びていたのだ。
 
「試験の件も申し訳ありませんでした。僕は準備ができていませんでした。この件でも様々な人からアドバイスをもらいました。今後は会計士になるため、学業も手を抜かないことをここで誓います」
 
 これを受けてファッソーネCEOも、「クラブが責任を持って、ジージョを会計士にさせることを約束します」とコメントしている。
 
 会見後にはカーサ・ミランの前に集まったファンたちの呼び止めに応え、写真撮影やサインをしたドンナルンマ。約1か月弱に渡る「スーパーGK退団騒動」は、これで一応の決着を迎えた。
 
 今回の契約延長&残留と謝罪に関しては、ミラニスタの中でも賛否両論があるだろう。ドンナルンマとしては新シーズンに昨シーズン同様のビッグセーブを見せ続け、信頼回復に努めるしかない。
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