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楢崎正剛も舌を巻いた"後輩GK"の奮起。戦術面でも後手に回った名古屋の戦い方に問題はなかったか?

カテゴリ:Jリーグ

サッカーダイジェストWeb編集部

2017年07月10日

名古屋は戦い方に課題を突き付けられた。

【警告】名古屋=ワシントン(45分) 徳島=大﨑(22分)、藤原(64分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】長谷川徹(徳島)

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「このところは自分たちがリードした状態でハーフタイムを迎えられていて、今日もそれが良かったと思うし、結果的にPKを止めたことでリードしたまま前半を終えられたというのは自分的にも良かったところです。いま、僕らに勢いはあると思いますし、チームプレーでやっているとこのチームは強い。チームワークが良い、そういうところで勝負しています。
 
 ただ今日はなかなか自分たちのリズムに持って行けなかったです。やっぱりこの雰囲気とグランパスの応援がさすがだなと思うし、なかなか若い選手は委縮するところがあったと思うんですけど、その中でもアウェーで勝点3を取れたのは大きかったです」
 
 徳島は前半の中でも選手の配置を変え、後半からはフォーメーションそのものを変え、その後も交代選手を有効に使ってゲームにメリハリをうまく付けていた。
 
 対する名古屋は1点目を取られて布陣を変え、そこに合わせて杉森考起を投入し、前述のように2点目を取られてまた動いた。つまりはすべて後手に回る展開であり、采配的、戦術的な面では完全に徳島に軍配が上がる試合でもあった。
 
 長谷川も「自分だけでは守れない。でも僕らの守備は相手の強いところも消せると思うし、自分たちはどのフォーメーションでもやれるのも強み。試合の中でもフォーメーションを変えてやっていましたが、もっと自分たちのサッカーができた試合だった」と胸を張る。それは、「このメンバーで試合に臨むのであれば、何がストロングかは自分たちで感じて出していかないと。でも、どちらかといえば受けてしまったし、それは気持ちのところなのかなとも思う。それだけは残念」と語った楢崎とは好対照だった。
 
 楢崎や最終ラインが個の踏ん張りで2失点に踏みとどまり、攻撃陣が得点を奪えなかった名古屋と、際立った組織力の中で長谷川が躍動し、コンビネーションから井筒陸也と杉本太郎がゴールを奪った徳島。
 
 その手法のどちらが正しいという答えはないが、名古屋にとっては自分たちのスタイルの在り方、戦い方に課題を突き付けられる試合だったことは間違いない。
 
取材・文:今井雄一朗(フリーライター)
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