【日本代表】次の豪州戦も苦戦必至? ちらつくのは「地獄のサウジ戦」だ

カテゴリ:日本代表

白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

2017年06月14日

「もう1試合あるから」が命取りになる。

本田は「中途半端に次の試合が引き分けでOKというよりはクリアになって良かった」とコメントしているが……。写真:佐藤 明(サッカーダイジェスト写真部)

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 怖いのは、「オーストラリアに勝てなくても次がある」という楽観的なスタンスだ。
 
 2014年ワールドカップの本大会を振り返ると、日本はコートジボワールとの初戦に敗れたにもかかわらず、続くギリシャ戦で勝ちにこだわらなかった(その証拠に交代枠をひとつ使わなかった)。言ってみれば、このギリシャ戦のドローは「もう1試合あるから」という甘さが招いた結果だった。結局、日本はグループリーグ最終戦でコロンビアに惨敗(1-4)してブラジルの地を去ることになる。
 
 ここぞという大一番で何度も甘さを露呈してきた日本だけに、次のオーストラリア戦で躓く可能性は十分ある。本田圭佑はイラク戦後、「中途半端に次の試合が引き分けでOKというよりはクリアになって良かったのかなと」とコメントしているが、果たしてどうなるか……。
 
 今予選のオーストラリアはここまで8戦無敗。そのオーストラリアに日本はワールドカップの予選で一度も勝ったことがない。こうした相性の悪さを踏まえても、8月31日のホームゲームに向けて楽観はできないだろう。
 
 今のハリルジャパンは正直、勝負強いとは言い切れない。イラク戦のパフォーマンスだけで判断するかぎり、暑さにも苦しめられるだろう次のオーストラリア戦で勝点3を掴めるとは……。ちらつくのは“地獄のサウジ戦”だ。

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