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【岩本輝雄のオタクも納得!】好調レイソルを支えるキーマンと、さらに進化するための強化ポイント

カテゴリ:Jリーグ

岩本輝雄

2017年06月07日

“中途半端な”ロングフィードを意識したほうがいい。

レッズ戦で決勝点を挙げた中川。ボールの引き出し方抜群に巧いし、味方を生かすフリーランもこなすトップ下だ。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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 レッズ戦でゴールを奪ったトップ下の中川の貢献度も高い。彼も小柄だけど、トップ下のプレーエリアに留まらず、運動量豊富に走り回って前線を活性化させている。

 とにかく、ボールの引き出し方が抜群に巧い。そして前を向く力も凄い。このふたつをストロングポイントとして兼備するから、狭いスペースでも難なく自分の好きなプレーができていると思う。

 味方が生きるようなフリーランも厭わないし、90分間通して、フルプレスをかける献身さもある。守備面では、中川の頑張りによって後ろはだいぶ楽になっているというか、ボールの取りどころが限定されているはずで、それがチームとしての守備力の高さにつながっているはずだ。
 
 その他では、右SBの小池もハイパフォーマンスを見せていて、いまや欠かせない戦力になっているよね。
 
 そんなレイソルの今後のさらなる進化を考えると、“中途半端な”ロングフィードを意識したほうがいいように思う。
 
 長いボールを使う時、一発で裏を取って相手陣内の深いところまで運ぶのもいいけど、それだとゴールラインを割ってしまう可能性がある。受け手がボールを保持できたとしても、選択肢としてはクロス一択になるケースが多い。
 
 それでは崩しのバリエーションは広がらない。ではどうすればいいか。ロングフィードにせよ、サイドチェンジにせよ、狙うのはサイドのセンターラインに近い場所。縦方向の“いってらっしゃい”のロングフィードではなく、なるべく手前というか、相手のSBとサイドハーフの間ぐらいだ。
 
 受け手は、そこからカットインしても良し、中に絞ってSBの攻め上がりを促しても良し、FWが外に流れて、そこで何人かが絡んで崩しても良し、だ。
 
 縦に速いサッカーも、いずれは研究されるはず。その時に、次の引き出しをすぐに開けられるように準備をしておきたい。縦ばかりでなく、横。攻撃の起点作りが10メートルから15メートルほど後ろに下がるけど、その距離感を上手く使い分けられたら、レイソルはもっと強くなると思う。
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