【磐田】開幕から1か月半。中村俊輔が「ギアチェンジ」に例えたジュビロの現在地と課題

カテゴリ:Jリーグ

塚越 始(サッカーダイジェスト)

2017年04月17日

前半のうちや、『ここだ』という時に、全員でギアを上げないと——。

ギアの入れ方が「まだ下手」と課題を挙げた。写真:田中研治 

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 中村の洞察力が生かされた、計算し尽くされたクロスだった。
 
 さらにアディショナルタイム、背番号10から左サイドへ展開。パスを受けたアダイウトンのクロスのこぼれ球から、ムサエフの劇的逆転ゴールが決まった。
 
「(ヤマハスタジアムでの初勝利について)やっと勝てた。途中から入った選手が躍動し、責任感のあるプレーを見せ、機能したのは大きい。でもまだまだミスもある。自分がボールを失ったところは一番の反省点。また、ボールが欲しい時に出てこないことも多い」
 
 勝ったからこそ、と言える。中村は自分自身と磐田が抱える課題を挙げていった。
 
「点を先に取られたことで、思い切っていいプレーができる。割り切った時に、一段階上のギアが入る。ただ、それは当たり前とも言える。そのギアの入れ方がまだ下手。前半のうちや、『ここだ』という時に、全員で連動し合って続けて仕掛けていき、共有し合えないといけない。点を取られる前にギアを上げないと」
 
 そして中村は言った。
 
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