桐光学園の新10番を担うのは、U-15日本代表のスーパールーキー

カテゴリ:高校・ユース・その他

川原 崇(高校サッカーダイジェスト)

2017年04月01日

鈴木監督「かなり怖い選手になれるんじゃないか」。

2年後のU-17W杯を目ざし、2月に始動したU-15日本代表。年長者の西川は自ら志願して、キャプテンマークを巻いた。写真:松尾祐希

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 そんな西川に対して、誰よりも大きな期待を寄せているのが、ほかならぬ、桐光学園の鈴木勝大監督だ。チームに加わったばかりのルーキーに、かつて中村俊輔が付けた栄光のナンバー10を託した。「それだけのポテンシャルがある。だからこそです」と、決断にいっさいの迷いはなかったという。
 
「小川航基(U-20日本代表、現ジュビロ磐田)が入学してきたときよりも能力が高い。(マリノスで)ずっとエリート街道を走ってきたと思うんです。そのなかであえて、高体連で挑戦しようと門を叩いてくれた。もちろん兄の影響は強いんでしょうけど、Jユースにないものを高校サッカーに求めてきたわけで、それこそ強い意識で取り組んでいますよ」
 
 指揮官のなかでは、3年間を逆算した育成の青写真があるのだろう。本来は最前線で個性を発揮する点取り屋だが、京都橘戦では右サイドハーフを、東福岡戦ではセカンドトップに近い役割でプレーした。「あまりカタにはめないで使っていきたいし、得点だけじゃないところも磨いていってほしい」と話し、こう続ける。
 
「綺麗にやるのは本当に巧いですよ。じゃあ激しさや泥臭さが必要な高体連のゲームのなかでどうなのか。強引さやゴールへの執着心を養っていけば、かなり怖い選手になれるんじゃないかと思いますよ。1年生で10番ですから、賛否両論があるのは承知の上。でも僕はチームに与える刺激も含めて、大きな期待を寄せています。プレッシャーを感じて、成長につなげていってほしい」
 
 西川も、そのメッセージをしっかり受け止めている。「チームに加わったばかりなのにスタメン起用が多いので、期待してもらっているのはすごく感じてますし、嬉しいです。10番ですか? 番号はこれからどうなるか分からないし、あまり意識はしてません」とはにかんだ。
 
 そして、2年後のU-17ワールドカップに照準を定めるU-15日本代表のキャプテンとしても、自覚を持って取り組むと言う。
 
「立ち上がったばかりですけど、僕は早生まれの年長者で、誰よりも先に高校生になってプレーします。リーダーシップがしっかり取れるように、日々のトレーニングに励みたいと思います」
 
 2016年度の桐光学園は、インターハイが県予選で涙を呑み、優勝候補の一角を担った選手権本大会は1回戦で長崎総科大附に苦杯を舐めた。リベンジを期すサックスブルーの雄。新チームもDF加藤優太(3年)、MF田中雄大(3年)、FW倉持快(3年)など多士済々で、このタレント軍団に新10番・西川がどう絡んでいくのか。

 各種公式戦、とりわけ4月9日に初戦(ジェフ千葉U-18戦)を迎えるプリンスリーグ関東での戦いぶりに、注目が集まる。
 
取材・文:川原崇(高校サッカーダイジェスト)
 
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