【柏】3連敗も浮上へのきっかけを掴んだ仙台戦。“寄せの厳しさ”取り戻し反撃態勢へ

カテゴリ:Jリーグ

鈴木潤

2017年03月19日

「セカンドボールへの執着心、浮いたボールへの反応はもっとできる」との声も。

 仙台戦では、中川とD・オリヴェイラの執拗なプレスによって、仙台GK関憲太郎のキックは何度もタッチラインを割っていた。さらに仙台の陣形を深い位置まで押し込むことによって、石原直樹を孤立させ、結果的に仙台が攻撃に出ていく回数を減らした。
 
「ルヴァンカップに比べたらプレッシャーのスピードも遅いし、セカンドボールに対する執着心も足りない。浮いたボールに対して自分たちが先に動くのではなくて、相手の方が先に動いている。そういう反応はもっともっとできる」
 
 ルヴァンカップの清水戦にも出場した中谷進之介は、そう言って仙台戦の出来には満足せず改善点を口にしたが、仙台戦の根本的な敗因は数々の好機を逸し続けたことと、後半アディショナルタイムの集中力の欠如によるミスの多発であって、G大阪戦、川崎戦とは明らかに異なっていた。
 
 ここで迎える2週間の中断期間内に負傷離脱中のR・ロペス、今井智基、ユン・ソギョンらが戦列に復帰するだろう。同時に3連敗をしたメンタル面の切り替えと戦術面の統制も図れる。3連敗した事実は変わらないが、自分たちがどう戦っていくべきか、その答えは掴みかけている。
 
 中断が明けた4月、果たして柏はどのような姿に生まれ変わっているのだろうか。
 
取材・文:鈴木 潤(フリージャーナリスト)
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