降格危機のレスター、「低迷の5大要因」を英メディアが指摘

カテゴリ:ワールド

サッカーダイジェストWeb編集部

2017年02月08日

怠慢とティンカーマンの復活。

岡崎をトップ下で起用するなど試行錯誤の采配が目立つラニエリ。その手腕は不調の主因でもあることは、あらゆる現地メディアが指摘している。 (C) Getty Images

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 4つ目は、彼らが持っている本来の力を発揮できていないことだ。
 
 チェルシーやリバプール、マンチェスター・Uなどトップクラブが昨シーズンの二の舞を演じないように意気込んでいるのに対し、「奇跡の優勝」を果たして、週給で10万ポンド(約1400万円)という高額サラリーを手にできると夢にも思わなかったはずのレスターの選手たちは、浮かれてしまったかのような怠慢なプレーも目立つ。
 
 欧州カップ戦と国内リーグの二足の草鞋にも慣れていないクラブだけに、クラブ史上初参戦のチャンピオンズ・リーグ(CL)の影響もあるだろう。ファンたちも、キング・パワー・スタジアムを以前のように対戦相手を脅かすスタジアムにできていない。
 
 最後に挙げられたのは、「ティンカーマン(修理屋)」の復活だ。つまりラニエリ監督の采配である。
 
 今シーズンのラニエリ監督は、これまで固定してきた4-4-2を3-4-2-1や4-3-3などに何度も変更し、選手たちも混乱しているように見える。CL参戦に伴う過密スケジュールに起因する選手の負傷離脱も一因ではあるが、度重なる布陣変更でもはやアイデンティティーは完全に失われている。
 
 ラニエリ監督自身、1月22日にサウサンプトンに敗れた際に「選手がプレーしやすいと思いフォーメーションを変えた。しかし、それは失敗だった」と自身の戦術が間違っていたことを認めている。リャド・マハレズやジェイミー・ヴァーディーなど精彩を欠く主力の再生が、まずは指揮官に求められる。
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