「外されてもいいから自分の感覚で勝負」岡崎がゴールへの執着心を呼び覚ます

カテゴリ:海外日本人

白鳥大知(サッカーダイジェストWEB)

2016年11月20日

次はチャンピオンズ・リーグでの初ゴールを狙う。

今シーズンのプレミアリーグでの得点は、10月22日のクリスタル・パレス戦で挙げた1ゴールのみ。本人はこの現状にまったく満足していない(C)Getty Images

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 昨シーズンに「奇跡的」と呼ばれたプレミアリーグ制覇を成し遂げたレスターだが、今シーズンはチャンピオンズ・リーグこそ無敗(3勝1分け)と好調ながら、国内ではなかなか結果が残せていない。この日の黒星で早くも6敗目(3勝3分け)で、暫定ながら降格圏間近の14位まで順位が下がっている。
 
 チームがそんな状況なうえ、さらに個人的にもイスラム・スリマニの加入で昨シーズンより出番が減っている岡崎は、従来の「ハードワーカー」ではなく、より「ストライカー」としての意識を強めようとしている。
 
「もちろん守備はしますし、チームも助ける。でも、それだけじゃあ駄目なんですよね。ミスをしてもいいから、まずは自分がゴールを狙っていこうと。意識の問題ですね。俺はワンタッチ、ツータッチでシュートにもっていくタイプなので、ペナルティーエリア内で何回勝負できたかが勝負。その回数を増やしたい」
 
 ある意味で大きな覚悟があった岡崎のこの“意識改革”は、ラニエリ監督にも好印象を残した。
 
「シンジは代表の試合(サウジアラビア戦)で1分しかプレーしなかった。(戻ってきた)シンジを見てフレッシュだと思ったし、今日は良いプレーをしていた。交代は攻撃に変化が付けたかったから決断した」
 
 レスターの次の試合は、11月22日のクラブ・ブルージュ戦。岡崎は自身初のチャンピオンズ・リーグでここまで、出番なしが2試合、途中出場が2試合とスタメンの座を勝ち取れておらず、この日も本人は「今までのターンオーバーの流れだと、次はたぶんベンチスタート」と語ったが、それでもゴールに対する強い想いを覗かせた。
 
「今シーズンはカップ戦を含めて3点取っているけど、もっとゴールが欲しい。今までブンデスリーガ、プレミアリーグ、ヨーロッパリーグでゴールを取ってきたので、チャンピオンズ・リーグでも決めたいですね。途中からでもチャンスを貰えたら狙っていきたい」
 
 いわば“ストライカーの本能”を呼び覚ましている最中の岡崎。世界最高峰の大会、チャンピオンズ・リーグで初ゴールを奪えるか。要注目だ。
 
取材・文:白鳥大知(サッカーダイジェストWEB)
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