「浩司さんの想いも背負って、浩司さんの分までやりたいという気持ちになった」

サンフレッチェ広島にすべてを捧げ、多くの人々から愛された森﨑浩。引退セレモニーのスピーチを聞いて、李漢宰も思わず涙したという。 (C)J.LEAGUE PHOTOS

「浩司さんの分まで(選手として)やりたいという気持ちになった」。李漢宰は森﨑浩の想いも背負ってこれからも戦い続ける。 写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)
「(当時監督の)ペトロヴィッチさん(現・浦和監督)も、『コウジがいるのといないのとでは、サンフレッチェは全然違うんだ』と言っていたし、それくらいクラブにとって必要な選手だったと思います。『何回もそんな状態になっているんだったら、クビを切ってしまえ』という雑音もあったなかでも、僕ら選手は彼を必要としていました。浩司さんの精神力と、サンフレッチェに対する想いの強さには、頭が上がりません」
引退発表後、「直接のやりとりはない」そうだが、セレモニーを見て、李漢宰の心の中にはある想いが芽生えてきたという。
「ともに戦った仲間がまたひとりいなくなるのは寂しいです。でも、自分ももっとやらなくちゃいけないという気持ちになりました。プレースタイルは違うし、(戦う)カテゴリーやクラブも違うかもしれないけど、浩司さんの想いも背負って、浩司さんの分まで選手としてやりたいなと」
たとえ遠く離れていても、切磋琢磨し、苦楽をともにした仲だからこそ、言葉を交わさずとも想いを巡らせることができるのだろう。現役を引退しても、戦友・森﨑浩の存在はいつまでも李漢宰の心に深く刻まれているに違いない。
取材・文:小田智史(サッカーダイジェスト編集部)
引退発表後、「直接のやりとりはない」そうだが、セレモニーを見て、李漢宰の心の中にはある想いが芽生えてきたという。
「ともに戦った仲間がまたひとりいなくなるのは寂しいです。でも、自分ももっとやらなくちゃいけないという気持ちになりました。プレースタイルは違うし、(戦う)カテゴリーやクラブも違うかもしれないけど、浩司さんの想いも背負って、浩司さんの分まで選手としてやりたいなと」
たとえ遠く離れていても、切磋琢磨し、苦楽をともにした仲だからこそ、言葉を交わさずとも想いを巡らせることができるのだろう。現役を引退しても、戦友・森﨑浩の存在はいつまでも李漢宰の心に深く刻まれているに違いない。
取材・文:小田智史(サッカーダイジェスト編集部)