「瑞希くんが入ったことで、前へのリズムが出た」(堂安)
市丸のプレーぶりに対し、G大阪で同僚の堂安律は「瑞希くんが入ったことで、前へのリズムが出た」と称賛する。グループリーグ1、2戦を経て、日本の攻撃には「縦」の意識が欠けていた。それを芽生えさせた意味でも、市丸の存在感はひと際光っていた。
カタール戦で急激に評価を高めたこと、さらに、神谷が戦線離脱したため、その後の立場は一転した。先発メンバーを大きく入れ替えたベトナムとの準決勝ではキャプテンマークを巻き、的確なパス捌きと先を読める動きの質で違いを見せながら攻撃を牽引。正確なプレースキックで先制点の起点にもなり、決勝進出を手繰り寄せた。
「日本の戦いができれば勝てる」――。選手、監督から口癖のように聞かれるこの言葉は、選手個々が戦況に応じた判断を共有しつつ、各々の持ち味が発揮されなければ意味をなさない。そのなかで、「縦」にリズムを加えられる市丸は、欠かせぬものになろうとしている。
取材・文:橋本 啓(サッカーダイジェスト編集部)
カタール戦で急激に評価を高めたこと、さらに、神谷が戦線離脱したため、その後の立場は一転した。先発メンバーを大きく入れ替えたベトナムとの準決勝ではキャプテンマークを巻き、的確なパス捌きと先を読める動きの質で違いを見せながら攻撃を牽引。正確なプレースキックで先制点の起点にもなり、決勝進出を手繰り寄せた。
「日本の戦いができれば勝てる」――。選手、監督から口癖のように聞かれるこの言葉は、選手個々が戦況に応じた判断を共有しつつ、各々の持ち味が発揮されなければ意味をなさない。そのなかで、「縦」にリズムを加えられる市丸は、欠かせぬものになろうとしている。
取材・文:橋本 啓(サッカーダイジェスト編集部)