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【U-19代表】負の歴史に終止符を打った「内山流」の強化策――キーワードは試合勘と自分たちのサッカーへの信念

カテゴリ:日本代表

橋本啓(サッカーダイジェスト)

2016年10月27日

試合勘を養わせ、信念を植え付けさせたゆえの結果。

カタールとのGL3戦目で初出場した藤谷(2番)は、縦に鋭い突破を繰り返し攻撃を活性。続くタジキスタンとの準々決勝でもスタメンに名を連ねた。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

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 代表活動において試合勘を養わせてきた効果は、ピッチに立つ選手たちも実感している。今季、神戸のトップチームに昇格したものの出場機会のないDF藤谷壮は「自分自身、90分プレーできる機会がなかったので、(90分やれたのは)自信になりました」と話す。
 
 藤谷は、グループリーグ1、2戦目をベンチで過ごしたが、「コンディションがだいぶ良くなってきた」(内山監督)3戦目のカタール戦で起用されると、スピード豊かな突破を活かし攻撃を活性。「緊張した」と内心を明かしながらも、すんなりと試合に溶け込めたのは事前に90分戦えるイメージを持っていたことも多分にあったはずだ。
 
 前回大会を経て「課題を克服すればいける」との確信を、内山監督自身が持っていたからこその結果。5大会ぶりに世界大会への道を切り拓いた要因は、まさにそこにあるのだと思う。
 
 試合勘を養わせたうえで、指揮官は「自分たちのサッカーができれば必ず勝てる」という信念も選手たちに植え付けた。
 
 全体をコンパクトに保ちながら攻守にアグレッシブに戦うことをベースに、判断やプレーの精度を突き詰める。昨年の立ち上げ当初から一貫して求めてきた戦いを90分間やり続けられれば優位に戦えると、そう信じ込ませた結果、チームは厳しい環境下でも結果を残し、確実に成長を遂げつつある。
 
「(カタール戦の出来は)70点と言ったと思います。でももっと上へ行けますね」
 
 そう自信たっぷりに語った内山監督は、チームをいまだ見ぬ頂点へと導く覚悟だ。
 
 
取材・文:橋本 啓(サッカーダイジェスト編集部)
 

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