【G大阪】遠藤保仁にあった「それなりに」の感覚。大一番の勝敗を分けた要因は?

カテゴリ:Jリーグ

多田哲平(サッカーダイジェスト)

2016年10月15日

「セットプレーなので、もう少し防げた」

G大阪は、セットプレーから一瞬の隙を突かれ失点。遠藤は「防げた」と反省を口にした。(C)SOCCER DIGEST

画像を見る

 先制後も堅守を見せていた守備陣が綻びを見せたのは76分、浦和が選手交代を行なった直後のCK。交代で時間が空いたせいか、マークが散漫になり、ピッチに立ったばかりの李忠成に同点ゴールを許した。
 
「相手の流れの時もあるので……。そこで耐えられるか、耐えられないかでは大きな差があると思いますし、実際うまく耐えていたと思う。セットプレーで追いつかれはしましたけど、その後も慌てることはなかった。
 
 ものすごく大きな問題があったかは、振り返らないと分からないですけど、行ったり来たりのゲーム展開以外は、それなりにうまくできていたんじゃないかなとは思います」
 
 遠藤が実感していたように、実際チームは「それなりに」うまく試合を運べていた。それでも続けて「セットプレーなので防げたと思いますし、自分たちの(攻撃の)形も減っていた。あのへんはまだまだ課題かな」と語るように、一瞬の隙やわずかな気の緩みこそが、タイトルが懸かった大一番では、勝敗を分ける要因となる。
 
 遠藤ほどのベテランであっても、そのことを改めて痛感させられる決勝戦となった。
 
取材・文:多田哲平(サッカーダイジェストWEB編集部)
【関連記事】
【ルヴァン杯決勝】長谷川監督、PK秘話明かす。指名した選手に拒否され、パッと目が合ったのは…
【セルジオ越後】ハリルジャパンの抱える問題が透けて見えるルヴァン杯決勝だったね
【ルヴァン杯決勝】最も走った選手は…“あの左SB”が「2冠」に輝く
【浦和】槙野が明かした優勝の舞台裏。「ひとりだけキャプテンの言葉を無視して…」
【浦和】「思ったより、重たかった」主将・阿部が優勝カップを掲げた心境は?

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 王国の誇りを胸に
    4月10日発売
    サッカー王国復活へ
    清水エスパルス
    3年ぶりのJ1で異彩を放つ
    オレンジ戦士たちの真髄
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 特別企画
    5月1日発売
    プレミアリーグ
    スター★100人物語
    絆、ルーツ、感動秘話など
    百人百通りのドラマがここに!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 完全保存版
    1月17日発売
    第103回全国高校サッカー選手権
    決戦速報号
    前橋育英が7年ぶりの戴冠
    全47試合&活躍選手を詳報!
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ