• トップ
  • ニュース一覧
  • 【ボランチ考察・浦和】ルヴァン決勝は柏木と阿部で大丈夫? 新機軸・青木、遠藤の抜擢も!?

【ボランチ考察・浦和】ルヴァン決勝は柏木と阿部で大丈夫? 新機軸・青木、遠藤の抜擢も!?

カテゴリ:Jリーグ

塚越 始(サッカーダイジェスト)

2016年10月13日

青木抜擢も何ら不思議ではない。遠藤を途中からボランチ起用できる目処が立ったのも大きい。

途中出場の多かった青木だが、ルヴァンカップではフル稼働。決勝での起用法は注目だ。(C)SOCCER DIGEST

画像を見る

9日の試合でボランチとして90分間戦った遠藤も、自信を深めた。オプションとして計算が立ったのは大きい。(C)SOCCER DIGEST

画像を見る

 柏木&阿部はJ屈指と言えるボランチコンビである、チーム内でも不動だ。ただ、確かに両者ともにコンディション面で不安要素があり、そのなかで、青木が目下、途中出場からでも高いパフォーマンスを見せ続けている。

 決勝は、90分+延長30分+PK戦と、決着がつかなければ長丁場になる可能性がある。浦和は今季、ACLの決勝トーナメント1回戦・FCソウル戦で、PK戦の8人目までもつれた末に敗れる経験をしている。

 そう考えると、体力面に不安を抱える阿部と柏木を先発させるとなると、“交代カード使う確率が高い”ふたりを、フル出場の計算がある程度立つべきボランチで先発させるリスクが生じる。前線やウイングバックのカードが切れなくなるのだ。

 そう考えると、青木が抜擢させても、なんら不思議はないとも言える。代表不在のなか、ルヴァンカップ決勝まで導いてきた立役者のひとりでもある。

 加えて、9日に好パフォーマンスを見せたことにより、DF(リベロかストッパー)で出た遠藤を、途中からボランチ起用できる目処が立ったのも大きい。
 
 また、ペトロヴィッチ監督は実戦で上手くいった選手やユニットを、そのまま続けて起用していったケースも多い。那須、武藤、関根、高木などは、練習で調子が良く、そのまま試合でチャンスを掴み、主力の座を掴んだ例に挙げられる。
 
 今年元旦の天皇杯決勝では、準決勝で左膝を傷めた柏木がメンバーから外れ、そしてまたもG大阪に敗れた。それから10か月、地面にしっかりと根を張りながら滋養を蓄えきた浦和が、この秋に果実を実らそうとしている。15日のルヴァンカップ決勝は、むしろそんなチーム力の“図太さ”と“豊かさ”を見せつけるチャンスになるはずだ。

 取材・文:塚越 始(サッカーダイジェスト編集部)
 
【関連記事】
【浦和】阿部勇樹が遠藤保仁の“キック”で肋骨を骨折。ルヴァン杯決勝は「大丈夫」
【ルヴァン杯準決勝・採点&寸評】浦和×FC東京|ハットトリック達成の興梠に最高点「8」。まるで練習試合のようにパスをつなぎ、浦和が圧倒
‶ボランチ″遠藤航が語る前線3人の有難み。「慎三さん、武藤くん、俊くんを見れば…」
【検証】ハリル監督見た? 11人全員でつないだ浦和の先制点。これが「日本化」の目指す理想形だ
ハリルリストに載る好調ドリブラー高木が「そんな存在に近づきたい」のはメッシorクリロナ? お洒落アシストで浦和を決勝へ導く!

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト いざアジア王者へ!
    5月10日発売
    悲願のACL初制覇へ
    横浜F・マリノス
    充実企画で
    強さの秘密を徹底解剖
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト ガンナーズを一大特集!
    5月2日発売
    プレミア制覇なるか!?
    進化の最終フェーズへ
    アーセナル
    最強化計画
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ