藤春が見せた“ビッグプレー”。米倉との両サイドバックが好調を維持するなか、今週末、浦和との大一番を迎える。
とはいえその場面で、左サイドバックの藤春が、ゴール前まで詰めていたという事実も見逃せない。米倉のシュートがGKやDFに弾かれたり、こぼれていたら……、彼が見逃さずゴールへ蹴り込んでいたはずだった。
なにより、この日の藤春のプレーは常にアグレッシブで、熱い気持ちを上手くプレーで表現していた印象を受けた。
前半の大森晃太郎のゴールで1-1の同点に追いついた4分後、背番号4が勢いに乗ってゴール前まで駆け上がると、アデミウソンから絶妙なスルーパスが放たれる。すると藤春は飛び出したGK秋元よりも一瞬先にボールに触って振り切り、中央へ折り返して長沢のゴールをお膳立てした。
「前半内容があまり良くなかったなかで、アデ(アデミウソン)が一発でくれた。パスが強くて、めちゃキツかったけど(笑)、GKが上手く出てくれたので、駿に合わせることができました」
そう振り返った藤春の“ビッグプレー”が、試合全体をさらにヒートアップさせたのは確かだった。一方、守備でも厳しい対応を迫られたと言う。
「相手のサイドバックやサイドハーフも運動量が多いので、そこにだけは仕事をさせたくなかった」
攻守両面で奮闘し、終わってみれば、藤春の1得点・1アシスト。彼に運気が巡ってきたようにも見える。そして今週末、第2ステージ首位に立つ浦和との大一番(10月1日午後2時開始/埼玉スタジアム)を迎える。サイドで対峙する宇賀神友弥や駒井善成らとのマッチアップを含め(関根貴大は出場停止)、藤春のプレーが注目を集めそうだ。
そして逆サイドには米倉がいる。両翼が揃って好調なのが、G大阪の強みでもある。
取材・文:塚越 始(サッカーダイジェスト編集部)
なにより、この日の藤春のプレーは常にアグレッシブで、熱い気持ちを上手くプレーで表現していた印象を受けた。
前半の大森晃太郎のゴールで1-1の同点に追いついた4分後、背番号4が勢いに乗ってゴール前まで駆け上がると、アデミウソンから絶妙なスルーパスが放たれる。すると藤春は飛び出したGK秋元よりも一瞬先にボールに触って振り切り、中央へ折り返して長沢のゴールをお膳立てした。
「前半内容があまり良くなかったなかで、アデ(アデミウソン)が一発でくれた。パスが強くて、めちゃキツかったけど(笑)、GKが上手く出てくれたので、駿に合わせることができました」
そう振り返った藤春の“ビッグプレー”が、試合全体をさらにヒートアップさせたのは確かだった。一方、守備でも厳しい対応を迫られたと言う。
「相手のサイドバックやサイドハーフも運動量が多いので、そこにだけは仕事をさせたくなかった」
攻守両面で奮闘し、終わってみれば、藤春の1得点・1アシスト。彼に運気が巡ってきたようにも見える。そして今週末、第2ステージ首位に立つ浦和との大一番(10月1日午後2時開始/埼玉スタジアム)を迎える。サイドで対峙する宇賀神友弥や駒井善成らとのマッチアップを含め(関根貴大は出場停止)、藤春のプレーが注目を集めそうだ。
そして逆サイドには米倉がいる。両翼が揃って好調なのが、G大阪の強みでもある。
取材・文:塚越 始(サッカーダイジェスト編集部)

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