残り10節。悲願のプレーオフ1進出が現実味を帯びる
個人成績を見ると後藤の8ゴールという数字が傑出しているが、他にランキング入りしているのはMF山本理仁が4アシストでランキング10位に入っているくらい。それでいてSTVVが3位に食い込んでいるのはチームとしての完成度が高く、「ワン・フォー・オール、オール・フォー・ワン」という言葉を彷彿させるように、控え選手も含めて全選手がチームに貢献するうえ、個々の選手が持ち味を発揮しているから。61分からピッチに立った畑がその2分後にアシストという結果を残し、勝利に貢献したのはその証左だ。
「今はちょっと膝が“あれ(痛く)”でファーに強く蹴れなかった。啓介も『大雅くんが蹴れないと思ってニアに来ました』と言ってました。助かりました(笑)」
戦線離脱した時期は「悔しい」と感じながらも、「チームが頑張ってるなあ。勝ってほしいなあ」と勝利を願う思いのほうが強かったよう。
「僕のサッカー人生のなかで、首位争いをしたことがないので、すごく新鮮な気持ちです。勝てる試合が多いとチームの雰囲気はいいですし、充実した25年の年を終えることができました。(26年の目標は)プレーオフ1進出が現実味を帯びてきたので、まずはしっかり6位以内に入ること。(欧州の)コンペティション行きを勝ち取りたいです」
昨季は、半ば奇跡的に1部残留を果たしたSTVV。DF谷口彰悟主将は当時を思い起こしながら、今季前半戦を振り返った。
「試合を重ねるごとに自分たちのスタイルというのが確立できていることを実感してます。なおかつ昨シーズンだったら考えられないような結果を残している。良い流れで進んでいるので、チームとしては素晴らしい半シーズンでした」
昨年11月、アキレス腱を切る重症を負った谷口にとっては、日本代表にも再招集され真価を発揮するなど、カムバックを果たした半年だった。
「個人的には最初はゲームに出てませんでしたが、90分間出られるようになってからはコンディションも上がり、試合勘もだいぶ戻ってきた。チームの結果と自分の結果をうまく結びつけられるようなゲームが増えてきたというのは嬉しい。でもここからからです。個人的には心残りが半分ある。プレーオフ1に向けてもう少しやっていかないといけない」
「今はちょっと膝が“あれ(痛く)”でファーに強く蹴れなかった。啓介も『大雅くんが蹴れないと思ってニアに来ました』と言ってました。助かりました(笑)」
戦線離脱した時期は「悔しい」と感じながらも、「チームが頑張ってるなあ。勝ってほしいなあ」と勝利を願う思いのほうが強かったよう。
「僕のサッカー人生のなかで、首位争いをしたことがないので、すごく新鮮な気持ちです。勝てる試合が多いとチームの雰囲気はいいですし、充実した25年の年を終えることができました。(26年の目標は)プレーオフ1進出が現実味を帯びてきたので、まずはしっかり6位以内に入ること。(欧州の)コンペティション行きを勝ち取りたいです」
昨季は、半ば奇跡的に1部残留を果たしたSTVV。DF谷口彰悟主将は当時を思い起こしながら、今季前半戦を振り返った。
「試合を重ねるごとに自分たちのスタイルというのが確立できていることを実感してます。なおかつ昨シーズンだったら考えられないような結果を残している。良い流れで進んでいるので、チームとしては素晴らしい半シーズンでした」
昨年11月、アキレス腱を切る重症を負った谷口にとっては、日本代表にも再招集され真価を発揮するなど、カムバックを果たした半年だった。
「個人的には最初はゲームに出てませんでしたが、90分間出られるようになってからはコンディションも上がり、試合勘もだいぶ戻ってきた。チームの結果と自分の結果をうまく結びつけられるようなゲームが増えてきたというのは嬉しい。でもここからからです。個人的には心残りが半分ある。プレーオフ1に向けてもう少しやっていかないといけない」
これまで“追う立場”だったSTVVは、17節でクラブ・ブルージュを破ったことで2位に浮上し“追われる立場”になった。18節、アンデルレヒトに1対2で敗れた次のメヘレン戦は“追われる立場”のSTVVにとって最初のテスト。STVVは5位のライバル相手に1対0でしっかり勝って連敗しなかった。さらに今回6位のスタンダールに勝利したことで、3位STVVとの差は勝点12まで開いた。
レギュラーシーズンは残り10節。プレーオフ1進出当確圏の勝点50まであと11だ。16節のヘント戦から始まった上位対決5連戦を4勝1敗で乗り切った意義は大きく、STVVの日程を見ると27節・アントワープ(7位)戦、29節・ヘンク(9位)戦、そして最終節・ユニオン(首位)戦を除いて、“直接対決”はもうない。
つまり“追われる立場”になったSTVVはあっという間に次のフェーズに立った。それは“夢を叶えるフェーズ”。国内リーグが全勝勝ち抜けを競うコンペティションでない以上、STVVが勝点を取りこぼす状況は当然あるだろう。しかし、ここまで6位以下との勝点差が広がった以上、ライバルチームの追い上げに対して慌てる必要はないし、焦る必要もなく、しっかり勝点を積み重ねていくだけだ。
来る26年に向けて、後藤は言う。
「ここまで本当に素晴らしいシーズンです。この調子を落とさずにやり続けることが難しいと思う。これからの試合は自分たちより下の相手になっていく。しっかり勝点を落とさないこと、しっかり勝ち切ることを徹底したい」
夢のプレーオフ1進出に向けて、いよいよ1月からSTVVのスパートが始まる。
取材・文●中田 徹
【動画】20歳・後藤啓介が止まらない! スタンダール戦の圧巻2ゴールをチェック!
【画像】どこもかしこもデザイン刷新! 世界各国の北中米W杯“本大会用ユニホーム”を一挙公開!
レギュラーシーズンは残り10節。プレーオフ1進出当確圏の勝点50まであと11だ。16節のヘント戦から始まった上位対決5連戦を4勝1敗で乗り切った意義は大きく、STVVの日程を見ると27節・アントワープ(7位)戦、29節・ヘンク(9位)戦、そして最終節・ユニオン(首位)戦を除いて、“直接対決”はもうない。
つまり“追われる立場”になったSTVVはあっという間に次のフェーズに立った。それは“夢を叶えるフェーズ”。国内リーグが全勝勝ち抜けを競うコンペティションでない以上、STVVが勝点を取りこぼす状況は当然あるだろう。しかし、ここまで6位以下との勝点差が広がった以上、ライバルチームの追い上げに対して慌てる必要はないし、焦る必要もなく、しっかり勝点を積み重ねていくだけだ。
来る26年に向けて、後藤は言う。
「ここまで本当に素晴らしいシーズンです。この調子を落とさずにやり続けることが難しいと思う。これからの試合は自分たちより下の相手になっていく。しっかり勝点を落とさないこと、しっかり勝ち切ることを徹底したい」
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