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“浦和のバッファロー”が渾身の爆走! 得点を決めた李忠成より目立ったが、「自分が情けない…」

カテゴリ:Jリーグ

塚越 始(サッカーダイジェスト)

2016年08月21日

試合の中で勝負どころや踏ん張りどころを見極め、チームを助ける。その一連のなかで、今回のゴールも生まれた。

森脇のクロスを李が押し込み、今季通算9点目を決める。しかしその後川崎に2点目を決められ、11試合ぶりの敗戦を喫した。(C)SOCCER DIGEST

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「情けない。自分にガッカリです。90分間プレーできなかったことが、やるせない」
 
 自分が交代したために、ベンチに控えていた強力な攻撃のカードを使えなかったことなど、様々な敗戦の責任を感じていた。また、森谷賢太郎に許した失点シーンについても、次のように悔やんだ。
 
「2、3回はあったボールを取れるところで、奪い切れなかった。抑えるチャンスはあった。落ち着いて対処していれば、防げたものだった」
 
 勝てば年間勝点でも首位に立てるチャンスを逃したとあって、口をついて出るのは反省の言葉ばかりだった。
 
 那須大亮からは以前、「バッファロー。力は強いが、しっかり自分をコントロールしろ」と言われたことがある。実際、今年30歳になった森脇はカッと熱くなる場面が減った。加えてチーム全体を俯瞰しながら、持ち味であるクサビのパスやフィードを使い、数多くの“ここぞ”という場面でチャンスを作ってきた。
 
 試合の中で勝負どころであり、踏ん張りどころを見極めて、チームを助ける。その一連のなかで、今回の大一番でのゴールも生まれた。
 
「(川崎に再び差を付けられたが)まだまだ、逆転できる。このままの順位で行くほど、Jリーグは甘くない。次に生かして、一つひとつ勝点をまた積み重ねていきたい」
 
 進化するバッファローだ。勝利やタイトルへの渇望を力に変えながら、プレーは熱く、ハートは冷静に――森脇がそう心掛けて突き進んで行く。
 
取材・文:塚越 始(サッカーダイジェスト編集部)
 
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