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今までの「おさらい」に終始したボリビア戦。異常なまでの勝利への固執ぶり。気になるのは鎌田大地のボランチ固定傾向だ

カテゴリ:日本代表

加部 究

2025年11月19日

ワールドカップ本番では致命傷になりかねない

後藤に与えられたのは、わずか10分間弱。シンデレラボーイ誕生の希望を繋ぐには、クラブでの実績を積み上げるしかない。(C)SOCCER DIGEST

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 指揮官は「メンバーはぎりぎりまで固まらない」と語るが、代表歴の少ない若手で唯一ピッチに立った後藤啓介に与えられたのは、わずかに10分間弱。シンデレラボーイ誕生の希望を繋ぐには、所属のシント=トロイデンでの実績(現在4ゴール)を少なくても倍増するしかなさそうだ。

 つまり現実的には、フォーメーションは3バック一択でコアメンバーも固まりつつある。もちろん、この時期なので当然なのだが、気になるのは鎌田大地のボランチ固定傾向だ。

 確かに鎌田は相手の潰しどころも心得て、汚れ役も厭わず、DFからアタッカーへの的確な繋ぎ役もこなす。だが、やはり最も特長を発揮できるのはアタッキングゾーンだ。後天的に身につけた守備はファウルになりがちだし、後方からでもボールを守ることより、効果的に動かすことを優先する習慣が身についている。
 
 それは全身でボールをプロテクトすることを最優先する佐野海舟や遠藤航らとは異質で、華麗な反面リスクを抱え、時折危ういシーンに直面する。ボリビア戦では苦笑で済まされても、ワールドカップ本番では致命傷になりかねない。

 逆に鎌田の冷静さは、この夜の先制ゴールでも証明された通り、ある程度リスクを許容され、勝負できる局面(場所)でこそ活きてくるはずだ。ましてボランチは人材難ではない。展開次第でのポジション変更ならともかく、くれぐれも鎌田の主戦場はシャドーであるべきだと思う。

文●加部究(スポーツライター)

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