ピンチを救った守護神に主将も感謝
武南にワンタッチで軽やかにパスをつながれ、3人目の動きで守備を混乱させられた場面は数知れず。しかしそんなピンチをGK小野寺太郎(3年)が救ってくれた。
前半39分の武南MF小山一絆(2年)の決定打は勇敢に前進して防御し、後半5分の右クロスは鋭い出足で捕球。後半14分のMF有川達琉(3年)と32分のMF関口海龍(3年)の強烈なシュートにも動じなかった。
176センチの小柄な守護神は、「こんなに難しい試合になるとは想像していなかった。焦りよりも怒りばかりでした」と切り出すと、「守備ラインが低かったので押し出したのですが、セカンドボールは拾えないし裏は取られるしで、ハラハラとイライラの繰り返しだったんです」と苦笑。「そんななかでも自分の特長である至近距離からのシュートを防ぐことに集中しました」と言って、精かんな顔付きを崩さなかった。
主将のCB伊藤隆寛(3年)は、「武南の映像を見て分析したが、想像以上に質が高くて受け身になり、何度もあったピンチを小野寺に助けてもらいました」と感謝した。
そんな小野寺の労に報いようと、1年生で出場した全国選手権でも得点を積み重ねた長が、またしても勝負強さを発揮する。
前半39分の武南MF小山一絆(2年)の決定打は勇敢に前進して防御し、後半5分の右クロスは鋭い出足で捕球。後半14分のMF有川達琉(3年)と32分のMF関口海龍(3年)の強烈なシュートにも動じなかった。
176センチの小柄な守護神は、「こんなに難しい試合になるとは想像していなかった。焦りよりも怒りばかりでした」と切り出すと、「守備ラインが低かったので押し出したのですが、セカンドボールは拾えないし裏は取られるしで、ハラハラとイライラの繰り返しだったんです」と苦笑。「そんななかでも自分の特長である至近距離からのシュートを防ぐことに集中しました」と言って、精かんな顔付きを崩さなかった。
主将のCB伊藤隆寛(3年)は、「武南の映像を見て分析したが、想像以上に質が高くて受け身になり、何度もあったピンチを小野寺に助けてもらいました」と感謝した。
そんな小野寺の労に報いようと、1年生で出場した全国選手権でも得点を積み重ねた長が、またしても勝負強さを発揮する。
3分と表示されたアディショナルタイムが1分40秒ほど経過。ちょうどハーフウェーライン左端でパスを預かった長が、マーカーひとりをかわして力強いドリブルを開始。ペナルティエリアに入って抑えの利いた左足シュートを放つと、ボールはゴール右隅に吸い込まれた。
報道陣の前では口数が極めて少なく、人見知りの性格だという背番号7は、ユニホームを脱いで喜びを爆発させた。「(何度か試した)カットインは読まれていたので、縦にドリブルで運ぶ作戦に変えました。今日はうまく(ボールの芯に)当たっていなかったので、コースを狙って流し込む感じで打ったんです」とうれしさからか、いつもとは打って変わって細かく丁寧に説明した。
10月3日の練習で左足首を痛め、同28日に合流。万全な状態でないまま今大会を迎えたが、浦和学院戦の同点弾に続く殊勲のゴールを奪った。12月には内定しているJ1クラブから加入が発表される予定だ。
夏のインターハイでは準々決勝で大津(熊本)に0-5の完敗を喫しただけに、この悔しさを晴らす舞台が冬の選手権だ。
芦田監督は「もっと躍動し、大勢の観客が歓声を上げる試合をしたかった」とこの日の平凡な内容を残念がった。そんな思いもあってか、「全国選手権では埼玉代表として、みんなに喜んでもらえる試合をやりたい」と抱負を述べた。まずはチーム史を塗り替え、埼玉県勢としても武南以来33大会ぶりとなるベスト4に照準を合わせるのではないか。
文●河野 正
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10月3日の練習で左足首を痛め、同28日に合流。万全な状態でないまま今大会を迎えたが、浦和学院戦の同点弾に続く殊勲のゴールを奪った。12月には内定しているJ1クラブから加入が発表される予定だ。
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