一方、新戦力の北野颯太（ザルツブルク）、左右のウイングバックとシャドーをこなせる万能型の佐藤龍之介（岡山）をどう組み込んでいくかというのも、１つの興味深いテーマだ。
北野は今夏の欧州挑戦後にクラブW杯に参戦。今季はヨーロッパリーグも経験し、着実に出場時間を伸ばしている。もともとFWもできるタイプで、セレッソ大阪の先輩・南野に少し重なる部分もある。
そう考えると、南野の代わりに北野を入れて、久保や町野らと組ませてみるのも面白い。もちろん初のA代表だけに、いきなり自分らしさを発揮できるかは分からないが、ポテンシャルの高さは南野も認めるところ。ぜひチャンスは与えてもらいたい。
特長の異なる複数のカードを準備したい
佐藤は７月のE-１選手権で存在感を発揮しており、いきなり欧州組の中に入れても問題なさそうだ。代表練習での動きのキレとゴール前の鋭さも特筆すべきものがある。久保や堂安のバックアップとして計算できそうな選手だけに、その実力を今回の２連戦のどこかでチェックすべきだ。
繰り返しになるが、南野、久保、鎌田の主軸３人だけに依存していたら、北中米W杯で予期せぬ壁にぶつかる恐れも否定できない。特長の異なる複数のカードを用意しておけば、７か月後の大舞台でも自信を持って戦えるはず。堂安や町野、北野、佐藤を組み込んだ多様な組み合わせを模索したい。
取材・文●元川悦子（フリーライター）
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繰り返しになるが、南野、久保、鎌田の主軸３人だけに依存していたら、北中米W杯で予期せぬ壁にぶつかる恐れも否定できない。特長の異なる複数のカードを用意しておけば、７か月後の大舞台でも自信を持って戦えるはず。堂安や町野、北野、佐藤を組み込んだ多様な組み合わせを模索したい。
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