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まさかの3失点完敗でJ1優勝は絶望的に。広島の得点力不足は深刻だ。堅守だけで頂点に上り詰めるのは難しいだろう

カテゴリ:Jリーグ

元川悦子

2025年10月26日

ボール保持率は60%、シュート数は6本

チーム最多得点(5点)の中村以外にも、得点源となる選手が出てくれば...。(C)SOCCER DIGEST

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 横浜FM戦に限って言うと、前段階としてフィニッシュの回数が少なすぎた。ボール保持率は60%を占めているなかで、シュート数はわずか6本。この数字には誰もが納得できないだろう。

 最終ラインから中盤を経由して、サイドを使いながら中を狙うというコンセプトは明確で、選手たちも確実にそれを実践している。蔚山戦や10月17日のFC東京戦ではより多くのシュート数を記録しているが、今回は強引さや貪欲さが影を潜めた印象が強い。

「ディフェンダーの立場からすると、最後にゴール前のところで一振りされる方が嫌かなと。そういったことをウチのチームもできたら、少しまた良くなるのかなとは思っています」とFW起用された荒木も神妙な面持ちで語っていた。

 となれば、ジャーメインや加藤陸次樹、木下がシュートゼロ、ジェルマンと中村が1本という状況は早急に改善が必要ではないか。もちろん彼らも超過密日程で疲弊している部分はあるのだろうが、完全に崩し切れなかったとしても「打てるところでは打っていく」というチャレンジ精神をより強く持ってほしいところだ。
 
 広島のストロングが手堅い守りだということは周知の事実。それがあるから今季も4つのトーナメントを並行して戦えているのだ。しかしながら、堅守だけで頂点に上り詰めるのは難しい。11月はルヴァンカップ決勝の柏レイソル戦、天皇杯準決勝のヴィッセル神戸戦も控えている。「泥臭くアグレッシブに点を取りにいく」という意識をチーム全体で共有し、多彩なパターンからゴールを狙える形を構築していくことが肝要ではないか。

「僕らに足りないのは勝負強さ。『ここで勝てれば1つ上に行ける』『差を縮められる』というゲームを今年も昨年も落としてきた。その勝負強さのなさが課題ですね」と守護神の大迫も厳しい表情を見せていた。ここから勝負強いチームになるためにも、得点力アップは必須。今こそアタッカー陣を含めたチーム全体の奮起を強く求めたい。

取材・文●元川悦子(フリーライター)

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