「やっぱり数字が欲しいですよ」ベルギー3年目の日本人MFが噛み締める“進化と成長の跡”。「ひとつ自信になっている」「ボックス・トゥ・ボックスが目標」【現地発】
カテゴリ:海外日本人
2025年10月01日
「今シーズン、自分に課しているところです」
CB陣の手前でフィルター役となるのはもちろんのこと、「裏をかこうとする、さらにその裏をかく」のが守備者としての山本の真骨頂。34分、右ポケットを突いたヘンクのMFフロソフスキがSTVVの守備陣の不意を突くようなヒールキックで、フリーの伊東純也にボールを渡そうとした。その気配を察知した山本は、フロソフスキから遠ざかるようにパスコースを消してインターセプトした。
「相手が全然僕のことを見てなかった。たぶん、相手は(パスの出し先、蹴り方を)決めていたと思う。それを感じてました」
サイドでは、左SB畑大雅との1対1に集中しているヘンクのアタッカーに気付かれることなく忍び寄り、挟み撃ちしてボールを奪い切った。
「あの瞬間、『縦を消せ』とコーチングして行った。もし縦に行かれてしまったら大雅の責任。相手は俺のことを見えてなかったので、ターンするところを狙ってました。(守備で)掴めてきた部分があります。1対1の場面でも、昔より出力をしっかり出してボールを奪い切れている。そこは成長できていると思います」
攻撃面では、第5節のズルテ・ワレヘム戦(2-0で勝利)でゴールを決めている。ペナルティエリア中央にいる後藤に視線を送って、相手にクロスを蹴ると思わせ、左足を一閃させてニアに蹴り込んだ、技ありのゴールだった。
「あれがベルギー初ゴールです(笑)。(調子の良さもあり)取るべくして取れていると思います。今、そういう流れができているので、取るときに取らなきゃ、また取れない時期が続いちゃうと思う。だから、したたかに今日みたいなチャンスを決め切りたいです」
「相手が全然僕のことを見てなかった。たぶん、相手は(パスの出し先、蹴り方を)決めていたと思う。それを感じてました」
サイドでは、左SB畑大雅との1対1に集中しているヘンクのアタッカーに気付かれることなく忍び寄り、挟み撃ちしてボールを奪い切った。
「あの瞬間、『縦を消せ』とコーチングして行った。もし縦に行かれてしまったら大雅の責任。相手は俺のことを見えてなかったので、ターンするところを狙ってました。(守備で)掴めてきた部分があります。1対1の場面でも、昔より出力をしっかり出してボールを奪い切れている。そこは成長できていると思います」
攻撃面では、第5節のズルテ・ワレヘム戦(2-0で勝利)でゴールを決めている。ペナルティエリア中央にいる後藤に視線を送って、相手にクロスを蹴ると思わせ、左足を一閃させてニアに蹴り込んだ、技ありのゴールだった。
「あれがベルギー初ゴールです(笑)。(調子の良さもあり)取るべくして取れていると思います。今、そういう流れができているので、取るときに取らなきゃ、また取れない時期が続いちゃうと思う。だから、したたかに今日みたいなチャンスを決め切りたいです」
重馬場のピッチで行なわれた第2節のシャルルロワ戦(1-1の引き分け)では、MF伊藤涼太郎を追い越してボックス内に入りPKを奪った。ペナルティーボックスに侵入した際の迫力に山本の逞しさを感じたが、実際のところは駆け引きで奪ったPKだったという。
「あそこの場面では(DFの)前に入り切るのは厳しいと思った。相手の足の出し方がタックルしそうだったので、『先にボールを突つけば取れる』とPKをもらいに行きました。だから駆け引きで取ったPKなんです」
味方を追い越して、迫力あるプレーをするのは「今シーズン、自分に課しているところです」と山本は言う。
「デンダー戦(第3節/2-0で勝利)でレッドカードを出させたシーンも、一本のパスから自分が抜け出して後ろからチャージを受けてレッド、だった。そういうシーンが増えてきている。『ボックス・トゥ・ボックス(型のMF)』が目標なので、こういうプレーを続けていきたいです」
「あそこの場面では(DFの)前に入り切るのは厳しいと思った。相手の足の出し方がタックルしそうだったので、『先にボールを突つけば取れる』とPKをもらいに行きました。だから駆け引きで取ったPKなんです」
味方を追い越して、迫力あるプレーをするのは「今シーズン、自分に課しているところです」と山本は言う。
「デンダー戦(第3節/2-0で勝利)でレッドカードを出させたシーンも、一本のパスから自分が抜け出して後ろからチャージを受けてレッド、だった。そういうシーンが増えてきている。『ボックス・トゥ・ボックス(型のMF)』が目標なので、こういうプレーを続けていきたいです」



















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