「強い危機感を持ってプレーしているのが分かります」
「4年の時もすごく良かったし、同期のオナイウ情滋と一緒に当時J2だったアルビレックス新潟のキャンプにも参加させてもらって、飛絢のことを見てもらいました。
でもアルビからはゴーサインが出ず、他のJ1クラブからも、まったくオファーはなかった。唯一、彼の地元のカターレ富山が『取ってもいい』と言ってくれて、そこに行く話が進みつつあったんです。
そんな時に、ジェフ(ユナイテッド千葉)の斉藤和夫さん(トップチームスカウト)と話をする機会があり、『小森はまだ決まっていないんですか』と驚かれ、『ならばウチで動きます』ということになった。そこからトントン拍子で話が進み、ジェフ行きが決まりました。
僕自身もその進路で良いと思った。J1の場合は外国人フォワードや実績ある日本人フォワードがいて、若いフォワードが最初から試合に出るのは難しいですけど、J2ならいきなり新人を使ってくれる可能性が高いと考えたので。本人も性格的にグイグイ行けるタイプでもなかったので、周りからサポートしてもらいながら経験を積める環境の方がいいと考えました」
佐熊監督が言う通り、2023年に千葉入りした後の小森は着実に前進していった。1年目の2023年にいきなり13ゴールを挙げ、自信をつけると、2年目の24年は23得点をマーク。J2得点王に輝いた。
でもアルビからはゴーサインが出ず、他のJ1クラブからも、まったくオファーはなかった。唯一、彼の地元のカターレ富山が『取ってもいい』と言ってくれて、そこに行く話が進みつつあったんです。
そんな時に、ジェフ(ユナイテッド千葉)の斉藤和夫さん(トップチームスカウト)と話をする機会があり、『小森はまだ決まっていないんですか』と驚かれ、『ならばウチで動きます』ということになった。そこからトントン拍子で話が進み、ジェフ行きが決まりました。
僕自身もその進路で良いと思った。J1の場合は外国人フォワードや実績ある日本人フォワードがいて、若いフォワードが最初から試合に出るのは難しいですけど、J2ならいきなり新人を使ってくれる可能性が高いと考えたので。本人も性格的にグイグイ行けるタイプでもなかったので、周りからサポートしてもらいながら経験を積める環境の方がいいと考えました」
佐熊監督が言う通り、2023年に千葉入りした後の小森は着実に前進していった。1年目の2023年にいきなり13ゴールを挙げ、自信をつけると、2年目の24年は23得点をマーク。J2得点王に輝いた。
「新潟医療福祉大のコーチに飛絢と同期の割田樹というのがいて、彼のところによく連絡が来ているみたいなんですが、『ジェフは周りが自分を認めてくれるし、すごくやりやすい』と言っていたそうです。
そこで実績を残して、今年1月にシント=トロイデンへ行きましたけど、初めての海外挑戦はうまくいかなかった。僕としては飛絢は日本人選手がまったくいないところに行って、自分だけで道を切り開かざるを得ない環境で這い上がった方が良かったと思っています。シント=トロイデンだと、どうしても他の日本人選手に頼るし、外国人選手とのコミュニケーションも希薄になってしまいますから。そこがよくなかったなと感じています。
ただ、そこでの挫折があったから、6月に加入した浦和では強い危機感を持ってプレーしているのが分かります。浦和入りする直前に大学に挨拶にも来てくれましたけど、自分に矢印を向けて一からやり直そうとしている様子が見て取れた。ゴールを続けている今も『まだまだだ』と思いながらやっているはずです」
佐熊監督が言うように、本人の目ざすべき領域は高い。名古屋戦の負傷は誤算かもしれないが、紆余曲折を経て、ここまで上り詰めてきた男は、そう簡単に諦めるわけがない。本人はJ1で成功を収めて、再び海外へ出て、日本代表入りしたいという野心も抱いている様子。そのためにも、早期復帰とさらなる結果が強く求められてくる。
浦和がタイトル獲得を果たそうと思うなら、背番号17の力は必要不可欠。成功を願う恩師に報いるべく、小森にはいち早くピッチに戻ってきてほしいものである。
取材・文●元川悦子(フリーライター)
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そこで実績を残して、今年1月にシント=トロイデンへ行きましたけど、初めての海外挑戦はうまくいかなかった。僕としては飛絢は日本人選手がまったくいないところに行って、自分だけで道を切り開かざるを得ない環境で這い上がった方が良かったと思っています。シント=トロイデンだと、どうしても他の日本人選手に頼るし、外国人選手とのコミュニケーションも希薄になってしまいますから。そこがよくなかったなと感じています。
ただ、そこでの挫折があったから、6月に加入した浦和では強い危機感を持ってプレーしているのが分かります。浦和入りする直前に大学に挨拶にも来てくれましたけど、自分に矢印を向けて一からやり直そうとしている様子が見て取れた。ゴールを続けている今も『まだまだだ』と思いながらやっているはずです」
佐熊監督が言うように、本人の目ざすべき領域は高い。名古屋戦の負傷は誤算かもしれないが、紆余曲折を経て、ここまで上り詰めてきた男は、そう簡単に諦めるわけがない。本人はJ1で成功を収めて、再び海外へ出て、日本代表入りしたいという野心も抱いている様子。そのためにも、早期復帰とさらなる結果が強く求められてくる。
浦和がタイトル獲得を果たそうと思うなら、背番号17の力は必要不可欠。成功を願う恩師に報いるべく、小森にはいち早くピッチに戻ってきてほしいものである。
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