そして最後はヴィッセル神戸の宮代大聖だ。結果だけを見れば香港戦の１アシストだけだったが、中央突破を狙えて、ストライカーの資質もある異能のシャドーとして、フルメンバーに食い込んでいく可能性がある。E-１選手権直後のファジアーノ岡山戦（２－１）で、味方とのワンツーから豪快に右足で決めたスーパーゴールは彼の真骨頂であり、積極的な仕掛けと正確なシュートをここまでハイレベルに揃えた２列目の選手は欧州組でも久保建英ぐらい。その久保や中村敬斗とはアンダーカテゴリーの代表で一緒にプレーしていることが大きい。

　正直に言ってしまえば、Jリーグの日本人選手としてはすでに規格外の存在で、いつ欧州に旅立っても良いぐらいのレベルにあるが、リーグ３連覇を目ざす神戸も、ACLEが控えている意味では、ジャーメインなどと共に、アジアの舞台でも森保監督にアピールできる。このままJリーグで圧倒的な存在感を目していけば示していくことができれば、久保や南野拓実、鎌田大地といったメンバーに混じって、フルメンバーに宮代の名前があってもおかしくない。
 

　そのほか、上記でも名前を出した垣田をはじめ、中国戦（２－０）で驚異的なビッグセーブと安定したゴールキーピングを見せた早川友基（鹿島アントラーズ）、大卒ルーキーながらA代表デビューとなった香港戦で、途中出場から初ゴールを記録した中村草太（サンフレッチェ広島）は、その時に森保監督が考えるメンバー構成次第でフルメンバーに割り込む余地がある。

　６月に初招集された18歳の佐藤龍之介（ファジアーノ岡山）は20歳の大関友翔（川崎フロンターレ）とともに、９月のU-20W杯で世界を経験することで大きく成長し、その先のA代表に食い込んでいく期待は高い。

取材・文●河治良幸

【画像】長澤まさみ、広瀬すず、今田美桜らを抑えての１位は？ サカダイ選手名鑑で集計！Jリーガーが好きな女性タレントランキングTOP20を一挙紹介

【記事】「代理人に連絡を取った」久保建英の獲得にイングランドの古豪が本腰と英報道！現地サポは騒然「すごい契約になる」「本当に素晴らしい選手だ」

【画像】美女がずらり!! 真野恵里菜、平愛梨、高梨臨…新旧日本代表を支える“モデル＆タレント妻たち”を一挙紹介！