改めて目指すのはさらなる高みである。
「昔から話しているけど、ただ勝つのではなく、どう勝つか。そのうえでお客さんも楽しくなくちゃいけない。そして今の南葛SCは、より正確に速くなっている。その意味で選手の変化もものすごく起こっている。勝負事なので勝つためにやるのは大前提として、観てくれる誰もが驚き、自分たちも楽しく勝ちたい。それを続けていくことが強さにつながる。
理想は自分たちも、観ている人も、相手も含めて、サッカーって楽しいって感じられるグラウンドを作ること。そのためにどう努力するか。相手によっては大半の時間でボールを渡しても勝てば良いという話ではない。偶然ボールがこぼれてきて1点を取って、あとは必死になって守って勝てば良いというものでもない。それでは先につながらない。
こんなプレー絶対にできない、こんなプレー見たことがない。多くの人はそんな驚きを求めてスタジアムに行きたいはず。そのトキメキを大事にしたい。勝たないとお客さんが入らない時代は終わったと個人的には感じていて、勝ったとしても魅力的でなければお客さんは来てくれないかもしれない。でも下のリーグであっても、サッカーが面白かったらお客さんは観に来てくれるはず。
そして良い試合を作るには、相手の力も必要。相手チームも高みを目指すからこそ、相乗効果で見応えのある試合は生まれる。だからこそ今日の試合を観に来て良かったという人をひとりでも増やしたい。そんななかでプレーした選手は気持ち良いに違いないよね」
「ただ勝つのではなくどう勝つか」
また、理想を追い求めるなかで、街の活気も後押しになっている。
「葛飾が一緒になって走ってくれている。ある意味、俺らはその想いを背負っており、ひとつになっている。だから南葛SCだけでなく“チーム葛飾”みたいな強さ、面白さを感じる。
クラブには止まらない人たちばかり。だからどんどん新しいアイデアが生まれてくる。それは凄いこと。『キャプテン翼』のイメージのもとで、一緒に楽しんでくれる人が増えている。サッカーチームってそうやってみんなで作っていくものだと改めて感じているね。ゲームの作り手になりたいし、すべてのモノをみんなで作りたい。新しいモノを作っていく。そういうクラブになってきたなと。だから既存のイメージには収まらない、可能性を大きく感じる。
今までに見たことのない面白いチームで、みんな自分の足で立っている。まだ規模は小さいけれども、すごく新鮮だし、心強い。だからこそ、自分自身もやんなくちゃいけない」
さらに風間監督は現在、南葛SCのテクニカルダイレクターの肩書きも持ち、若い選手の育成を含め一本筋の通った強化の陣頭指揮も取っている。
「指導者同士の講習も行ない、ユースの選手にもトップの練習に参加してもらっている。ジュニアユースの選手はユースチームの練習に入ったり、自分は女子チームの練習を指導することもある。そうやって互いに評価し、手が足りないところはみんなで支え合う」
現に先日にはU-18所属のFW松島武永のクラブ初の2種登録選手としてトップチームへの登録も発表された。楽しみな人材が育っているのである。
「(『キャプテン翼』の原作者で南葛SCのオーナー兼代表取締役社長である)高橋(陽一)先生も楽しいモノを作ってほしいと願っている」
クラブとして指針は明確で、エネルギーに満ちている。そんな南葛SCの挑戦には改めて注目である。
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
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「葛飾が一緒になって走ってくれている。ある意味、俺らはその想いを背負っており、ひとつになっている。だから南葛SCだけでなく“チーム葛飾”みたいな強さ、面白さを感じる。
クラブには止まらない人たちばかり。だからどんどん新しいアイデアが生まれてくる。それは凄いこと。『キャプテン翼』のイメージのもとで、一緒に楽しんでくれる人が増えている。サッカーチームってそうやってみんなで作っていくものだと改めて感じているね。ゲームの作り手になりたいし、すべてのモノをみんなで作りたい。新しいモノを作っていく。そういうクラブになってきたなと。だから既存のイメージには収まらない、可能性を大きく感じる。
今までに見たことのない面白いチームで、みんな自分の足で立っている。まだ規模は小さいけれども、すごく新鮮だし、心強い。だからこそ、自分自身もやんなくちゃいけない」
さらに風間監督は現在、南葛SCのテクニカルダイレクターの肩書きも持ち、若い選手の育成を含め一本筋の通った強化の陣頭指揮も取っている。
「指導者同士の講習も行ない、ユースの選手にもトップの練習に参加してもらっている。ジュニアユースの選手はユースチームの練習に入ったり、自分は女子チームの練習を指導することもある。そうやって互いに評価し、手が足りないところはみんなで支え合う」
現に先日にはU-18所属のFW松島武永のクラブ初の2種登録選手としてトップチームへの登録も発表された。楽しみな人材が育っているのである。
「(『キャプテン翼』の原作者で南葛SCのオーナー兼代表取締役社長である)高橋(陽一)先生も楽しいモノを作ってほしいと願っている」
クラブとして指針は明確で、エネルギーに満ちている。そんな南葛SCの挑戦には改めて注目である。
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
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