状況に応じて可変するビルドアップや、攻撃時の立ち位置の細かい修正の連続など、多くのタスクが求められるリカルドサッカー。そのサッカーへの順応は島野にとって大きな挑戦であり、アジャストできた時に、見える世界がより大きく広がるはずの魅力的なものであった。
「僕には世界に行くという大きな目標があるので、そこから逆算して考えた時に、リカルド監督のサッカーをしっかりと学んで体現できるようになってから行くべきだと思いました。自分としては、これまでやってきたサッカーと違うサッカーになるので、最初は苦労というか、いろんな壁にぶち当たると思いますが、それを楽しみながら挑戦していきたいと強く思っています」
そう言い放つ表情はさらに逞しくなっていた。ただ、最後だけ少しあどけない笑顔を見せてくれた。それはホームスタジアムとなる三協フロンテア柏スタジアムについて聞いた時だった。
「個人的に観客が近いのは嬉しくて、日立台は(大学サッカーの聖地である)西が丘よりも近い。鹿島アントラーズとのリーグ戦を1試合、スタジアムで観させていただいたのですが、距離が近いだけではなく、サポーターの皆さんの応援がものすごく熱くて、スタジアム全体にファミリー感がすごくあっていいなと思いました」
「僕には世界に行くという大きな目標がある」
重圧や困難を心から楽しむ。挑戦をすることで、プレッシャーをやりがいに変えていく島野のメンタリティは、自身が持つポテンシャルをさらに広げている。
「紫紺の心臓」から「燦然と輝く太陽」となり、世界へ羽ばたいていく姿に想いを馳せて――。大学ナンバーワンボランチ・島野怜への期待は、より大きく膨らんでいく。
取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)
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