テニスのトッププレーヤー、カルロス・アルカラスはドキュメンタリー番組で、「最高のパフォーマンスを披露するには幸せで、気分が良くなければならない。スポーツは強制されて取り組んでも、上手くいくことはない」と語っている。
もともと表情豊かなタイプではないとはいえ、最近のタケはピッチ上で幸せそうに見えない。プレーする楽しさを失っている。我々が懸念するのは、チームと自身の失速が去就に影響することだ。
ホキン・アペリベイ会長は、スビメンディに続いて、タケまで流出すれば、チームの崩壊に繋がることを理解している。とはいえ内部で誰かが自滅のボタンを押したとしか思えない現在の惨状を目の当たりにしていると心配は尽きない。
「合言葉は『タケを救え!』」ソシエダに発生した“大惨事”。久保建英の退団を番記者は懸念「流出すれば崩壊」「ピッチ上で幸せそうに見えない」【現地発】
カテゴリ:海外日本人
2025年05月13日
ファンは「偉大なタケ」を手放すのを受け入れられない
ソシエダは内部から再生する必要があり、フロントは、タケを新プロジェクトの柱にするのか、それとも門戸を開き、その売却資金で得た資金をもとに他の選手とともに一からチームを作り直すのかスタンスを明確にしなければならない。現状はすべての道は1つ目の選択肢に通じている。
ファンは、ソシエダでトッププレーヤーの仲間入りを果たし、瞬く間に人気者になった「偉大なタケ」を手放すのを受け入れられないだろう。合言葉は、「タケを救え!」だ。
取材・文●ミケル・レカルデ(ノティシアス・デ・ギプスコア)
翻訳●下村正幸
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