メンタルタフネスで黄金世代を支えたガットゥーゾ
この黄金世代は、W杯後の06年にCBとしては異例のバロンドール受賞者となったカンナバーロや、DFラインでネスタとの二枚看板を背負った小柄なその守備者と同じ73年生まれで、抜け目がない点取り屋のフィリッポ・インザーギ、華麗なファンタジスタで74年生まれのアレッサンドロ・デル・ピエロといった少し上の年代まで含めると、華やかさがぐっと増す。
続くウクライナとの準々決勝ではジャンルカ・ザンブロッタとルカ・トーニ、延長までもつれる死闘となったドイツとの準決勝ではファビオ・グロッソと、いずれも77年生まれの3人がゴールを奪うなど、バイプレーヤーにも勝負強い選手がひしめいていた。
続くウクライナとの準々決勝ではジャンルカ・ザンブロッタとルカ・トーニ、延長までもつれる死闘となったドイツとの準決勝ではファビオ・グロッソと、いずれも77年生まれの3人がゴールを奪うなど、バイプレーヤーにも勝負強い選手がひしめいていた。
自国で発祥したカルチョに大きな誇りを持ち、勝利に尋常ではない執念を燃やすイタリア人らしく、驚異的なメンタルタフネスでこの黄金世代を支えていたのが、78年生まれで守備的MFのジェンナーロ・ガットゥーゾだ。
「俺たちって本当に同じプロサッカー選手同士なのか、ピルロのボール捌きを近くで見ていて自問自答せざるをえないこともある」
このように語っていた、闘犬の愛称で知られるガットゥーゾは、体力的な限界を超えてから本領を発揮できる希少な超人だった。02年のW杯で喫した早期敗退(ベスト16)の汚名をイタリアがその4年後に返上できたのは、ACミランでも相棒同士だったピルロとガットゥーゾが1+1を3にも5にも変化させるシナジーを発揮していたからだ。06年大会の決勝ではフランスを下し、イタリアが24年ぶりに世界の頂点をきわめてみせた。
近年のイタリアは、21年開催のEUROで優勝国になっているとはいえ、W杯は10年と14年大会がグループリーグ敗退、18年と22年大会は地域予選の突破すら果たせなかった。新たな黄金世代の出現が待たれている。
※ワールドサッカーダイジェスト5月2日号の記事を加筆・修正
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