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金田喜稔がサウジアラビア戦を斬る!「無得点の日本には2つの改善策があった。ただ、力は上がっていて悲観する必要はない」

カテゴリ:連載・コラム

サッカーダイジェストWeb編集部

2025年03月26日

サウジに守備的な戦いを強いたのが、日本の力が上がっている証

A代表で初めてスタメンに抜擢された高井。 (C)SOCCER DIGEST

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 今予選のグループCで首位を独走し、3試合を残してワールドカップ出場を決めた日本。それでも選手、スタッフ、ファン・サポーターを含め、みんなが勝利を目ざしていただろう。相手を圧倒しても得点できないことがあるのが、サッカーの難しさだね。

 ただ、勝点3を獲得できなかったとはいえ、あまり悲観的になる必要はないと思う。前回のワールドカップ最終予選での1勝1敗など、過去に数々の熱戦を繰り広げてきたサウジアラビアをあれだけ圧倒できた。アジアの強豪に極めて守備的な戦いを強いた。日本の力が上がっている証だ。

 日本は守備面も良かった。サウジアラビアは失点しないことを最優先にしつつ、ボールを奪えばロングフィードを起点に、優れた個の力を持つアタッカーのカウンターを狙っていた。基本的には勝点1でも良いという戦い方をするなかで、ゴールへの意欲も失ってはいなかった。

 それでも、板倉らの3バックとボランチの遠藤がしっかりと対応し、決定機を作らせなかった。

 A代表で初のスタメンに抜擢された高井は、自身の攻撃面でのパフォーマンスに納得していなかったようだけど、守備で貢献して及第点以上の出来だった。十分アピールできたと思うよ。
 
 3月シリーズを通じては、久保が2試合続けて存在感を発揮できたのはチームにとって大きかった。

 次の活動は6月のワールドカップ予選になる。本大会まで1年以上もあるから、新戦力の台頭に期待したい。既存の選手ばかりで突き上げがないと、チームは成長していかないと思う。

 森保監督は、“1対1の守備がしっかりできる”という明確な選考基準を用いてきた。だから、将来性や可能性だけで招集はしないだろう。自チームで大活躍し、監督が選ばざるを得ないようなレベルに達する選手がどんどん出て来てほしいね。

【著者プロフィール】
金田喜稔(かねだ・のぶとし)/1958年2月16日生まれ、67歳。広島県出身。現役時代はドリブルの名手として知られ、中央大在学中の1977年6月の韓国戦で日本代表デビューを飾り、代表初ゴールも記録。『19歳119日』で記録したこのゴールは、現在もなお破られていない歴代最年少得点である。その後は日産自動車(現・横浜)でプレーし、1991年に現役を引退。Jリーグ開幕以降はサッカーコメンテーター、解説者として活躍している。

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