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U-20W杯の出場権を引き寄せた“2度のコイントス”。主将・市原吏音が明かす、サポーターとともに戦ったPK戦の舞台裏【現地発】

カテゴリ:日本代表

松尾祐希

2025年02月24日

「後攻で5番目。最後は俺が決める」

コイントスを行なったキャプテンの市原。写真:佐藤博之

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 そして、2度目のコイントス。PK戦では相手にプレッシャーを与える意味で先攻を選ぶケースが多いが、後から蹴ると決めた。その理由について、こう話す。

「後攻で5番目。最後は俺が決める」(市原)

 後攻を選択するにはリスクが伴う。それでも守護神・荒木琉偉(ガンバ大阪)を信頼していたからこその判断であり、何よりも自らの覚悟と責任を示すうえで異例の決断を下した。

 3−3で迎えた運命のラストキック。5番手として登場した市原は「右に蹴るか真ん中に蹴るかずっと迷っていた」というが、「(初戦の)タイ戦は右に蹴ったのでスカウティングされている」と感じ取ったという。得意な右サイドではなく、冷静に状況を見極めて“ど真ん中”に蹴り込んだ。
 
「120分しっかり戦って、全員が同じ方向を向いて戦ってみんな納得していた。本当に荒木が頑張ってくれて、運がこっちに味方してくれたなと思います」(市原)

 笑顔で激闘を振り返ったが、全ての想いが凝縮された“コイントス”だった。後攻を選ぶ道は決して簡単ではなかったし、運を引き寄せた側面もある。それでも、チーム発足当初から先頭に立って引っ張ってきた市原は仲間を信じ、自分を信じて結果を手繰り寄せた。

 激闘を制した裏に頼れるキャプテンの存在があったのは間違いない。

取材・文●松尾祐希(サッカーライター)

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