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「どうしてタケと一緒にプレーさせないんだ」不振ソシエダの頼みは久保建英とアイスランド代表FWのコンビ。番記者は“同時起用”を提言「未来を託すべきだ」【現地発】

カテゴリ:海外日本人

ミケル・レカルデ

2025年02月06日

悲しい月曜日を迎えるのはもうこりごり

 オスカールソンが2ゴールを決めたヨーロッパリーグのPAOK戦で、タケはベンチスタートだった。過密スケジュールを踏まえての判断だったが、実際、タケは3日後のオサスナ戦で、スタメンに復帰。立ち上がりから好調さを見せ、対峙するフアン・クルスに脅威を与え続けた。

 最初の見せ場は13分、ソシエダが波状攻撃でゴールに迫った場面。敵陣深い位置でクリアボールを拾った後、縦に仕掛けて折り返し、そのボールをさらにホンアンデル・オラサガスティが折り返して、ゴール前で待ち構えていたアンデル・バレネチェアが倒されるもノーファールの判定。29分、今度はタケがゴール前に詰めていたが、オジャルサバルの左足のシュートは枠の外へ。タケがフリーになっていたのが見えていなかった。

 さらに43分、ルカ・スチッチのスルーパスに反応してペナルティエリア内に侵入。多くの選択肢がある中、リターンパスをマイナス方向に送ったが、呼吸が合わなかった。
 
 エンドが変わった後半の最大の見せ場は51分。ハビ・ロペスのアーリークロスをトラップで収めて左足を振り抜いたが、セルヒオ・エレーラの好セーブに阻まれた。その後もビハインドを挽回しようと試みるも、フィニッシュに絡むこともままならなかった。

 一方のオスカールソンは、焼け石に水だったとはいえ、後半アディショナルタイムに一矢報いるゴールをマーク。その時、タケはすでにピッチを後にしていた。もはや明らかだ。ソシエダはオスカールソンに未来を託すべきだ。

 そのキーマンになるのがタケで、連携を深めていけば、強力なホットラインの形成にも期待が膨らむ。これでリーグ戦3連敗。悲しい月曜日を迎えるのはもうこりごりだ。

取材・文●ミケル・レカルデ(ノティシアス・デ・ギプスコア)
翻訳●下村正幸

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