浦和――先発5人変更の荒療治は失敗。日本代表組の柏木や槙野も精彩を欠く。

G大阪は吹田スタ3勝目。今野は「勝ちにこだわった」と振り返っていた。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

【警告】G大阪=なし 浦和=加賀(37分)、李(84分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】遠藤保仁(G大阪)
【浦和|採点・寸評】
GK
1 西川周作 5.5
ミスはなかった。それでも立ち上がりのバタバタした時間帯、先制点は「声」で封じることができたはず。守備陣をコントロールしたい。
DF
5 槙野智章 5
ボールを奪われたあとの切り替えが遅く、前線に繰り出した時のリスク管理ができていない。ゆっくり守備に戻る“特権”を、指揮官も認めているのだろうか。
6 遠藤 航 5.5
アデミウソンの瞬間的な動きにつき切れず、守備でリズムを崩すと、パスも乱れた。ただ、その後投入されたパトリックには、仕事をさせなかった。
2 加賀健一 5.5
森脇の出場停止により、今季初先発。先制点の場面は、アデミウソンか宇佐美のどちらかに確実にいきたかった。前半終了間際のアデミウソンへのタックルは力強かった。
MF
18 駒井善成 5.5
リーグ戦初先発を果たし、意欲の感じられるアタックを披露。しかし、強引すぎて、終盤は一本調子になり、崩し切れなかった。
10 柏木陽介 5
高い位置での勝負どころでのキックとパスがまったくと言っていいほどつながらず。そこでこそ輝きを放つ浦和の太陽になりたい。
22 阿部勇樹 5.5
ギリギリの対応だったとはいえ、アデミウソンとの1対1に持ち込まれた先制点の場面、彼の能力であれば、なんとか耐え抜けたはずだが……。
24 関根貴大 5
対峙した丹羽に競り勝てず、期待されたカットインからの崩しも見せられなかった。後半、次第に主導権を握って、逆サイドまで大きく展開するキックなどで変化を与えた。ただ、相手から「浦和のサイドはそれほど怖くない」と言われるほど……。
20 李 忠成 5
やや空回り気味。75分の武藤のシュート性のクロスに対し、完全にフリーになりながら合わせ切れなかった。ストライカーであれば決めたい。
11 石原直樹 5(57分OUT)
今季初先発で期待されたが、彼らしい鋭いアタックは見られず。ズラタンや李と連動し合って敵陣をえぐるようなプレーを見せたかたかったが……。ミスキックからピンチを招いた。
FW
21 ズラタン 5(62分IN)
序盤は推進力を与えた。しかしポストプレーでミスを連発。CFが封じ込まれると、浦和はチームとして機能しない。
交代出場
FW
30 興梠慎三 5.5(57分IN)
途中出場し、徐々に存在感を示した。試合終了間際、遠藤のクロスにヘッドで合わせたものの、ゴールの枠を捉えず。「チャンスらしい、チャンスを作れていない」。
9 武藤雄樹 5.5(58分IN)
久々のスタメン落ちに発奮して、途中出場からペナルティエリア付近に積極的に仕掛けて、攻撃にアクセントを与えた。あとはフィニッシュやパスなどラストプレーの精度だけ。
16 青木拓矢 5.5 (71分IN)
気持ちの伝わる“前向き”なプレーで、攻撃にリズムを与えた。自らもゴール前へ積極的に繰り出したが、決定的なチャンスは作れなかった。
監督
ペトロヴィッチ 5
一気の先発5人替えは失敗に終わる。またも、G大阪の術中にハマった。「勝つサッカーに徹した」(今野)というG大阪に、浦和はとことん弱い。なにより、勝てる雰囲気が感じられないのは、マネジメントに問題があるからではないか。
取材・文:塚越 始(サッカーダイジェスト編集部)
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
GK
1 西川周作 5.5
ミスはなかった。それでも立ち上がりのバタバタした時間帯、先制点は「声」で封じることができたはず。守備陣をコントロールしたい。
DF
5 槙野智章 5
ボールを奪われたあとの切り替えが遅く、前線に繰り出した時のリスク管理ができていない。ゆっくり守備に戻る“特権”を、指揮官も認めているのだろうか。
6 遠藤 航 5.5
アデミウソンの瞬間的な動きにつき切れず、守備でリズムを崩すと、パスも乱れた。ただ、その後投入されたパトリックには、仕事をさせなかった。
2 加賀健一 5.5
森脇の出場停止により、今季初先発。先制点の場面は、アデミウソンか宇佐美のどちらかに確実にいきたかった。前半終了間際のアデミウソンへのタックルは力強かった。
MF
18 駒井善成 5.5
リーグ戦初先発を果たし、意欲の感じられるアタックを披露。しかし、強引すぎて、終盤は一本調子になり、崩し切れなかった。
10 柏木陽介 5
高い位置での勝負どころでのキックとパスがまったくと言っていいほどつながらず。そこでこそ輝きを放つ浦和の太陽になりたい。
22 阿部勇樹 5.5
ギリギリの対応だったとはいえ、アデミウソンとの1対1に持ち込まれた先制点の場面、彼の能力であれば、なんとか耐え抜けたはずだが……。
24 関根貴大 5
対峙した丹羽に競り勝てず、期待されたカットインからの崩しも見せられなかった。後半、次第に主導権を握って、逆サイドまで大きく展開するキックなどで変化を与えた。ただ、相手から「浦和のサイドはそれほど怖くない」と言われるほど……。
20 李 忠成 5
やや空回り気味。75分の武藤のシュート性のクロスに対し、完全にフリーになりながら合わせ切れなかった。ストライカーであれば決めたい。
11 石原直樹 5(57分OUT)
今季初先発で期待されたが、彼らしい鋭いアタックは見られず。ズラタンや李と連動し合って敵陣をえぐるようなプレーを見せたかたかったが……。ミスキックからピンチを招いた。
FW
21 ズラタン 5(62分IN)
序盤は推進力を与えた。しかしポストプレーでミスを連発。CFが封じ込まれると、浦和はチームとして機能しない。
交代出場
FW
30 興梠慎三 5.5(57分IN)
途中出場し、徐々に存在感を示した。試合終了間際、遠藤のクロスにヘッドで合わせたものの、ゴールの枠を捉えず。「チャンスらしい、チャンスを作れていない」。
9 武藤雄樹 5.5(58分IN)
久々のスタメン落ちに発奮して、途中出場からペナルティエリア付近に積極的に仕掛けて、攻撃にアクセントを与えた。あとはフィニッシュやパスなどラストプレーの精度だけ。
16 青木拓矢 5.5 (71分IN)
気持ちの伝わる“前向き”なプレーで、攻撃にリズムを与えた。自らもゴール前へ積極的に繰り出したが、決定的なチャンスは作れなかった。
監督
ペトロヴィッチ 5
一気の先発5人替えは失敗に終わる。またも、G大阪の術中にハマった。「勝つサッカーに徹した」(今野)というG大阪に、浦和はとことん弱い。なにより、勝てる雰囲気が感じられないのは、マネジメントに問題があるからではないか。
取材・文:塚越 始(サッカーダイジェスト編集部)
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。