• トップ
  • ニュース一覧
  • レッドブル戦略と大宮アルディージャの未来図。派手な補強より期待したいのは、若手選手のスカウティングと強化

レッドブル戦略と大宮アルディージャの未来図。派手な補強より期待したいのは、若手選手のスカウティングと強化

カテゴリ:Jリーグ

河治良幸

2024年10月21日

自前でチームを支える選手を作り上げるというカラー

10月12日に会見を実施。ゴメスTDは「大宮アルディージャの名は残したい」と明言した。(C)SOCCER DIGEST

画像を見る

 そのほか、北米MLSのニューヨーク・レッドブルズ(旧メトロスターズ)やブラジルのレッドブル・ブラガンチーノ(旧アトレティコ・ブラガンチーノ)など、世界展開を進める流れで「レッドブル・グループ」として知られるようになり、ラングニック氏が確立してきた戦術的なフィロソフィーは“レッドブル系”として世界のサッカーファンに認識されている。

 2022年からは元ドイツ代表FWのマリオ・ゴメス氏がスポーツ部門のテクニカルディレクターを務めるが、大宮の買収とほぼ時を同じくして、元リバプール監督のユルゲン・クロップ氏がヘッド・オブ・グローバルサッカーに就任したことでも注目を集める。
 
“ヘヴィーメタル・フットボール”の異名を取る、リズミカルでスピーディなスタイルを打ち立ててきた同氏のスタイルは、ラングニック氏のフィロソフィーを継承しながら、さらなる進化を促すはず。また「レッドブル・グループ」に通じるメソッドの強化はもちろん、スカウティング業務、指導者の養成なども担うようだ。

 レッドブルによる大宮の買収によって、同グループのネットワークと資金力を活かした大物外国人選手の獲得をイメージした日本のサッカーファンも少なくないかもしれない。しかし、いきなり派手な補強戦略を取ることはなく、実際は現有選手も含めて、チームの強化や育成環境の整備を進めていきながら、自前でチームを支える選手を作り上げるというカラーが強くなるだろう。

 より期待したいのは、若手選手のスカウティングと強化だ。そして大宮を強くすると同時に、世界で活躍できるタレントを育てて送り出すという方針も取っていくのではないか。将来的にはザルツブルクやライプツィヒで活躍する日本人タレントが台頭してくるのが「レッドブル・グループ」の本望でもあるはずだ。

文●河治良幸

【記事】「大谷翔平って何であんなに凄いの?」中村俊輔の素朴な疑問。指導者としてスーパースター育成にも思考を巡らせる

【PHOTO】ゲームを華やかに彩るJクラブ“チアリーダー”を一挙紹介!

【記事】「可愛さの破壊力すげぇ」「セクシー」なでしこ岩渕真奈が眩いビキニ姿を披露! 熊谷紗希とバカンスを楽しむ様子が反響
 
【関連記事】
「大谷翔平って何であんなに凄いの?」中村俊輔の素朴な疑問。指導者としてスーパースター育成にも思考を巡らせる
「他の追随を許さぬ圧倒的な強さ」J3優勝の大宮に野々村チェアマンも感服「長澤徹監督のマネジメント手腕も光りました」
どん底からのスタートも、1年でJ2復帰に目を潤ませ。大宮の主将・石川俊輝が明かす安堵と決意 「歩みを止めている暇は僕たちにはない」
昇格決定も浮かない表情。大宮の守護神・笠原昂史は失点シーンを反省「やっぱり今日はまだ通過点」
「可愛さの破壊力すげぇ」「セクシー」岩渕真奈が眩いビキニ姿を披露! 熊谷紗希と…

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 王国の誇りを胸に
    4月10日発売
    サッカー王国復活へ
    清水エスパルス
    3年ぶりのJ1で異彩を放つ
    オレンジ戦士たちの真髄
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 特別企画
    5月1日発売
    プレミアリーグ
    スター★100人物語
    絆、ルーツ、感動秘話など
    百人百通りのドラマがここに!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 完全保存版
    1月17日発売
    第103回全国高校サッカー選手権
    決戦速報号
    前橋育英が7年ぶりの戴冠
    全47試合&活躍選手を詳報!
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ